応援コメント

4-2」への応援コメント

  • 今回もとても楽しく読ませていただきました。

    シュユさんの幻療士としての想いと広い視野が強く感じられる、ほんとうにすばらしいお話でした。


    シュユさんがリュカさんにお願いしたいこと……おそらくフィルアシス症のことについての何かだろうとは思っていましたが、予防の徹底とは想像していませんでしたから、驚きと共に感動しました。


    シュユさんは、スウォンツェさんの治療をする前に、リュカさんに対して、お願いしたい条件があると言っていました。
    つまり、手術の前から、手術の後のことを見据えていたということになります。
    シュユさんが取り出した予防薬からも、ずっと前から予防を徹底するべきだと思っていたんだ……と教えてくれます。

    もちろん、手術のときは、手術に全力に取り組んでいたシュユさんですが、同時に、『それで終わりではない』ということも、しっかりと理解していたんだろうと想いました。


    これは結果論ですが、スウォンツェさんがフィルアシス症にかかる前に、シュユさんが領内の予防を呼びかけたとして、リュカさんやベアトリスさんはここまで、文字通り『親身になって』聞いてくれなかったかもしれない、と思ったのです。

    リュカさんの相棒、半身たるスウォンツェさんがこんなにも苦しみ、ベアトリスさん一人では手に負えなかった難易度の高い手術を経たからこそ、リュカさんもベアトリスさんも、予防をしていれば確実に防げるのであれば、と強く感じたのだと思います。

    今回はシュユさんがいてくれたから助かりましたが、もし近くにいなかったら……
    思わずそう考えてしまい、良い意味で背筋がぞっとし、同時に、シュユさんがいてくれて本当に良かったとしみじみと実感させていただきました。



    次回も非常に楽しみです。ほんとうにありがとうございました。

    作者からの返信

    お返事が遅れてしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    フィルアシス症の予防をお願いするシーンは、絶対に入れたいと思っていたシーンでした。
    というのも、フィルアシス症のモデルになった病気も予防をすれば確実に防げるという一面がある病気でして……。
    致死性が高いからこそ、確実に防げる手段があるならそうしたほうがいいのではと思ったのがきっかけで、この話を書こうと思った部分があります。
    なので、フィルアシス症にも同じ面を作り、シュユに予防の重要性を語ってもらいました。

    また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、本当にありがとうございました。