応援コメント

1-3」への応援コメント

  • 今回のお話もとても楽しく読ませていただきました。


    前回の最後に告げられた『例の病』が少しずつわかってきて……
    でも、ここでわかるのが『犬のような姿をした幻獣だけがかかる』『かかったら必ず命を落とす』だけなのが緊張感を高めていて上手いなぁ……と感服しながらもドキドキしておりました。


    もなか様の構成が巧みだと感じたのはもうひとつあって、幻獣の病や怪我を治療できる幻療士であるシュユさんにとって、この『犬のような姿の幻獣だけがかかる病』は、他人事ではないということなんですよね。
    シュユさん本人も言っていますが、シュユさんの相棒であるメディレニアさんもこの病気に罹る可能性があるわけで。

    もちろん、仮にシュユさんの相棒が犬のような幻獣でなかったとしても、シュユさんはこの病気に関心を持つことは変わらなかったと思います。
    領主に依頼を受けたわけではないのに、自分から幻獣の病に興味・関心を持つことは、シュユさんが優れた幻療士の証だと感じさせてくれます。

    その上で、相棒のメディレニアさんも病にかかるかもしれないという可能性が、読者にシュユさんへの共感や感情移入の気持ちを持たせてくださっていて……

    シュユさんが物語上の『お客様』でなく『当事者』であるための自然な展開……
    1-1話から1-3話になっていく中で、話にどんどん引き込まれていく流れがしっかりと形作られているんだなぁ……と感動です。



    次回を読ませていただく時もほんとうに楽しみです。

    ありがとうございました。

    作者からの返信

    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    特定の病が流行ったとき、まず民間の耳に届くのは『症状』なんじゃないかって、ここ最近のご時世で思ったんですよね。
    病気について誰かに説明しようと思ったとき、やはり症状を先に説明したほうが伝わりやすいですし……。
    なので、『例の病』についても、まずは記憶に残りやすそうな情報から明らかにしていく流れにしてみました。
    読んでいて話に入り込みやすい流れになっているのなら、なんだか嬉しいです。

    また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、ありがとうございました。