なんでもない日常をいつくしむ

なんでもない日常が、かけがえのない、かがやかしいものであることを、思い出させてくれるエッセイです。

筆者は毎回、身近な題材(プリン、うどん、書く道具などなど)を採り上げ、とりとめもなく語ります。その文章が、端正で、さりげなくて、心地よいのです。

夜寝る前に読んでいると、記憶の袋がほどけ、忘れていた記憶がよみがえってきます。あぁ、あんなこともあったなぁ、と。

ホッとするエッセイをお探しのひとに、ぜひ。

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