第2話 10月 ボカコレはいよわ氏制す

 まず、先週の週刊を更新していないことをおわびします。今週はやります。


 本題に入る。10月はボカコレの月であった。まずはそこから解説していきたい。


 ボカコレを制したのは、いよわ氏の『熱異常』である。最初から最後まで他を寄せ付けず、完封といってよい勝ち方だった。その後も着実に伸ばしている。だが、Youtubeではなぜか伸びていない。下旬にいよわ氏はもう一曲投稿したが、これは伸びなかった。


 予想外だったのは、2位が南ノ南氏の『星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲』だったことである。まさかネタ曲がここまで伸ばすとは予想外だった。南ノ南氏は今年すでに『可不ちゃんのカレーうどん狂騒曲』で当てている。これもボカコレ曲であったが、ここまでの順位にはならなかった。その後は『ずんだもんの好きって言ってほしいんだもんっ!』など安定した伸びを続け、ついにカレーうどんと作風を統一したおつかいで2回目のヒットに成功した。もちろん、タイトルが示しているように、全て多かれ少なかれネタ曲である。


 しかし、ボカコレと同じ日の10/8には、Youtubeでもひっそりと動きがあった。それが飽海氏の『Engel』と、漣氏の『シークライファー』の投稿である。この2曲はどちらも題名欄にタイトルがないという共通点を持っている。こちらもポンポンとYoutubeのランキングを駆け上がり、現在どちらも30万再生を達成している。期待の新人枠である。


 今月はボカロ系人間歌唱者たちの活躍も大きかった。YOASOBIの『祝福』はガンダムの主題歌であり、高い初動と粘りを記録している。年内ミリオンもありえそうだ。米津玄師氏は『KICK BACK』をチェンソーマンの主題歌に作った。これは宮本浩次のMADにも助けられて速い初動を記録している。チェンソーマンの主題歌は毎放送変わるらしく、ずとまよなども主題歌を作っている。


 また、Ado氏はEve氏を抜いてYoutube歌い手登録者数1位に浮上した。さらに今月20歳の誕生日を迎えた。まだまだ若く、今後もさらに活躍しそうだ。さらに、ぷす氏がプロセカに曲を提供した。

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月刊ボーカロイド 六野みさお @rikunomisao

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