応援コメント

1-4 ヘレーネの眼差し」への応援コメント

  • 夢を断念した二人、出会いは奇跡でしょうか。
    できれば、傷をなめ合うのではなく、
    互いを独立した独りの人間として、認識してほしいなぁ。
    まぁ、私の願望なのですが(笑)

    作者からの返信

    ポンポコさん、引き続きお読みくださり、ありがとうございます!
    仰ってくださった「互いを独立した独りの人間として」は、まさにこの物語のテーマの一つですね。
    まだ学生で、出会ったばかりの二人には、少し遠い道のりになりそうですが、少しずつ大人になっていく姿を、またポンポコさんのタイミングで、見守っていただけますと嬉しいです!(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾

  • とても丁寧に書かれているように思えます。美術の知識がなくとも読めますがあの絵ね!とわかるとより楽しめそうです。夜明けの少し現実とは透明な板で隔たれたような空気感を感じられてどこかおとぎ話を読んでいる感覚になりました。

    作者からの返信

    佐楽 様
    初めまして。拙作をお読みくださり、ありがとうございます!
    >美術の知識がなくとも……
    そう言っていただけて、とても嬉しいです! 作中で扱った絵画や美術については、読んでくださる方々に分かりやすくお伝えできたらいいなと考えておりましたので、とてもホッとしました。
    「現実とは透明な板で隔たれたような空気感」という素敵な表現から、描きたい雰囲気をお伝えできた安堵と嬉しさに浸っております。また佐楽様のタイミングで、未明の物語を楽しんでいただけますと幸いです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

  • この作品のすごいところは、ミモザの下で会うシーン、動作的にほとんど動いてないのに心の機微だけで動いているように感じることなんですよね。本当に、「二つの色を並べて網膜状で色を合成している」かのように、情景と心情描写を並べて静から動を生み出している。改めてすごい筆力だなと思いました。
    ……なんて野暮な考察はここまでで。
    彗の怪我をした時の気持ち、その後の澪の動揺、何だか胸を切りつけられるようで。
    僕は実際に心に刃を当てられたのに痛そうなのは彗と澪の二人という、苦しい、けど美しい、そんな描写でした。
    彗の躊躇いから自分の弱さを悟るのもまた、まさしく「人と人とが繋がる瞬間」で、これも美しい。
    ため息が出ますね……。

    作者からの返信

    飯田さん、続けてお読みくださり、ありがとうございました!
    >動作的にほとんど動いてないのに心の機微だけで動いているように感じる
    すごく嬉しいです……!気づいてくださったように、ミモザ1章の午前四時のシーンは、動作的な動きがほとんどないんですよね。その分、会話の美しさを引き立たせることができたらいいなと、自分なりに丁寧に描いたシーンでした。私の文章を筆触分割のように感じていただけたことも、とても嬉しいです!ヾ(:3ノシヾ)ノシ

    彗の怪我のあたりも、旧版からしっかり加筆したところですね。改稿したところをたくさん見つけていただけたことも、嬉しいですね……!
    澪と彗の間で交わされた言葉が増えた分、相手の怪我を打ち明けられたときの動揺も、きっと大きくなるに違いないと考えながら書いたとき、私も胸が痛かったです(;;)

    この物語のジャンルは恋愛ですが、まさしく飯田さんが仰ってくださったような「人と人とが繋がる瞬間」も大事なテーマとして扱っているので、こうして丁寧に読み解いていただいたことが、何より幸せです。折り返しを過ぎた1章を、引き続き楽しんでいただけますように!

  • 情景が浮かび上がるように文章が美しくって、ため息をつきながら読んでます。
    自分の力じゃどうにも出来ないことに、けれども答えを出せない主人公の切なさがすごく伝わってきます…。
    彗がここに来ている理由も少し明らかになってきて、この後物語がどう動いていくのか楽しみです。

    作者からの返信

    スキマさん!お読みくださり、ありがとうございました!(この返信の時点ですでに、第1章ラストまで見守っていただけて、とっても嬉しいです!(´ω`*))
    家庭のことは、自分ひとりだけで解決できることではないから、今はまだ「諦め方」の模索のほうに、思いが傾いていますね……そんな気持ちのときに、一人ではないことが救いになっていたらいいなと、二人で過ごす時間を描きながら思っていました。ままならない状況に身を置いていた二人に寄り添っていただき、そして描写や情景にも温かいご感想をくださり、本当にありがとうございました!スキマさんにお読みいただけて、とても嬉しいです!( *´ω`* )

  • >それなのに、欠落に折り合いをつけようとする姿を、瞳に映していたいと願ってしまう。

    澪の心の迷いが表れた一文だと思いました。
    自分の儘ならなさを彗に投影して、諦めるという選択肢を肯定できるだけの何かがほしい。なんなら彼の傷つく顔にも、自分と同じだと安堵を覚える。
    後ろ向きな共依存が、たまらなくしんどいです(すき)

    作者からの返信

    すずめさん、最新話までお読みくださり、ありがとうございました!
    ご感想が全て「ほんとそれ!!」すぎて尊いです……!後ろ向きな、共依存!!しんどいですね!!!ヾ(:3ノシヾ)ノシ
    澪が、彗とどんなふうに心の距離を縮めていくか。午前四時の交流の中で、どんなふうに内面が変わっていくか。短編ではなく長編に変えたからには、似た者同士とか、以心伝心という一言だけで表現せずに、しっかりと心の奥行きを描きたいな~と思っていたので、すずめさんが澪の心情に触れてくださったことが、とても嬉しかったです(*´ω`*)本当に、澪そのもののように言い当てていただけて、感激しております……!
    1章は全7話なので、ここから折り返しに入ります!

  • 彗がなにかを背負っているとは感じていましたが,こんな辛い思いをしていたんですね。
    澪は澪で心のやり場をどうすることもできない。
    こういう若い男女が、こんなふうに出会って、これからどうなっていくのか、なんだかとても切なくなってきました。

    作者からの返信

    レネさん、コメントありがとうございます!
    今回のエピソードで、彗が背負っているものが明らかになりましたね……。思い描いていた生き方を変えることは、きっと簡単なことではないと思います。それはきっと、レネさんが気に掛けてくださったように、澪のほうも。二人に寄り添っていただけて、本当に嬉しいです。
    次の午前四時に、二人の関係がどう動くのか……また見守っていただけますと幸いです。