第22話 クリスマスに浮気されました

街の中を1人で歩いている、街にはクリスマスソングが流れている。

クリスマスまで残り一週間だが、僕は彼女の浮気を疑っている。

金曜日に連絡をして、月曜日からLINEをしても既読がつかなくなった。 

一週間連絡とれないことは今までなかった、僕は体調悪いのか、なにかに巻き込まれたのにかと心配をしていて、家に行くと家から知らない男が出てきた。


僕はやっぱり浮気していたのかと思ったが、僕はそれしか思わなかった。

男は「どちら様ですか?」と聞くので「貴方こそどちら様ですか?」と聞くと

「おれはこいつの彼氏だ」と訳のわからない事を言ってきたので「少しお話しませんか?」というとわかったと言い男は外に出てきた。

男は身長173cmくらいで筋肉マッチョだったが身長は僕のほうが勝っていた。

「僕のほうが先に付き合ってたのですが」


「そんなの知るか?」


「知ってるか知らないかの問題じゃないんですよ」

「事実をお伝えしてるんですね」


「俺に別れろっていうのか?


「いや、裁判しますか?示談しますか?」


「なんだ、金が欲しいのか」


「いや、金が欲しいんじゃなくてこういう状態なら別れるしか無いじゃないですか」


「そうか、金ならやるよ、いくらだ?」


「相場が50万〜300万なんですが、精神状況も合わせて300万支払ってください」


「なんだその金額」というのでホームページを開いて相場を教えると「これで彼女からは離れるんだなとう言うので「彼女と話してから決めますけど貴方とはそれで手切りにしますので彼女を呼んでもらえますか?というと申し訳無さそうに彼女が出てきた。僕はぶん殴りたい気持ちを我慢して「どうしたんだよ」というと「ごめんなさい」と謝られた。謝れた僕の気持ちは虚無になった、この場でぶん殴ってやろうかと思ったがぶん殴りたい気持ちを抑え彼女が浮気した理由を聞きたかった。

「なんで浮気なんかしたの??」


「寂しかったから」


「忙しいって言ってたの自分じゃん」


「本当にごめんなさい」と彼女が泣き始めた、泣かれたらこっちも何にも言えなくなる。浮気相手が300万を持ってきたがこんな紙切れで解決するのかと虚しくなった。

彼女とも示談の話をしたが泣いて話ができなかった。

僕はこの300万円ですべてを終わりにしようと思い、300万を手にしてその場を後にした。こんな金で解決するなんて情けないなと思い、僕はそのまま風俗に向かった。

今、金なら思う存分遊んでやると決めた。


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今日浮気しました 興梠司 @asahina0606

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