秋のおかず【大根】 おでん

ようこそいらしゃいました。

ここは小烏の台所です。

世の中ハローワーク

いえ、違う。

ハロウィンですが、シニア家庭には縁遠いイベントです。


さて今日は大根の初物です。

出来を見るために二本ほど抜いてみました。

ちょっと細めなのですが順調だそうです。


この大根でアツアツおでんはどうでしょう。

葉は後日使うので取っておきます。


出汁を取ります。

鍋に水を入れて、昆布を二枚(三枚でも可)入れて火をつけます。

沸騰直前に取りだし、冷めたら細く切ってむすび昆布を作っておきます。

(残りの昆布は、後日佃煮にしてもいいですし、ここで食べてしまっても可)

沸騰した鍋に大きくひとつかみの鰹節を入れて、すぐに火を止めます。

かつお節が沈んだら、網ですくって取り出し(お好みで甘口の醤油をかけていただき)ます。


大根は厚みを揃えて輪切りにし、皮を剥いて面取りをします。

米のとぎ汁を用意して、大根を下茹でします。

今の時期の大根はまだ若いので、下茹ではサッとで大丈夫です。


コンニャクもお好みの形に切って、下茹でします。

卵も固ゆでにして殻をむきます。

厚揚げは湯を回しかけて油を落とします。

牛すじ(市販のもの)は、サッと熱湯に浸けておきましょう。


おでんのツユを作ります。

おでんを作る鍋に日本酒をたっぷりお好みの量を入れ火にかけてアルコールを飛ばします。

ここに、最初に取った出汁を2/3程、上等な塩、みりん、薄口醤油(香りづけ程度)を入れます。(残りの出汁は味が煮詰まった時、薄めるために使います)

練物から味が出てくるので、ここでは濃いめのお吸い物くらいでいいと思います。


このツユに下茹でした大根、コンニャク、卵、厚揚げ、牛すじを入れて半日ほどかけてコトコト茹でます。

食べる一時間前になったら、お湯を回しかけて油を抜いた練り物を追加します。


コトコト沸騰させずに加熱すると、澄んだ美味しいツユになります。

翌日温め直す時も、時間をかけて再加熱するとツユが濁りません。


さあ、お好きなものをお好きなだけそうぞ。

薄味なので、ツユも飲み干せますよ。

お味はいかがでしょうか。



〈今日のお義母さん〉

★★★


うまいわ、あったまるな、とたくさん食べてもらえました。


追記

父が東京育ちだったので、実家のおでんはツユの色が濃い関東風でした。

新婚の頃実家のおでんを作ったところ、夫がそれを見て「これはおでんじゃない。関東焚きだ!」ののたまいました。

以後「おでん」はこの「白っぽいツユ」タイプです。

もちろん、根に持っています。



近況ノートに写真があります

https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/16817330648993749822#comment-16817330648994079826

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る