第二部 燦珠、牡丹を探す
第二部のあらすじ&登場人物紹介
第二部の本編は次話から始まります。本話はあらすじ・登場人物の把握に役立てていただけますように。
《第二部「燦珠、牡丹を探す」あらすじ》
科挙の合格者を寿ぐための祝宴で、
燦珠も、これまで知らなかった
いっぽう、翔雲は皇宮を訪れた父
当の長公主明婉は、秘華園で出会った燦珠に
内気な妹に似合わぬ発言に、翔雲は父の無理な縁談が理由ではないかと疑い、燦珠たちに明婉の本心を聞き出すことを命じる。
皇帝の無茶ぶりに秘華園が困惑する中、燦珠は科挙の不正疑惑に巻き込まれ、霜烈も苦しい立場に置かれる。
複数の思惑が交錯し、陰謀の気配も漂い始める中、科挙の最終試験日が近づく──
《第二部からの登場人物》
秘華園の
普段から男装しているが、髪だけは女の姿に結うのがこだわりらしい。長身と美貌に加え、歌も佇まいも花が咲き誇るような色香と華やかさに溢れ、特に声については燦珠は「良い匂いが漂ってきそう」「耳に蜜を注がれるよう」と評する。
なぜか霜烈と親しいらしい。
翔雲の父、亡き先帝文宗の弟。優秀だったにも関わらず、長幼の序によって帝位には就けず、兄が国を傾けることを座視することしかできなかったのを根に持って、翔雲を皇帝にすべく根回ししてきた。
当初の翔雲と同じく、秘華園の華美を嫌う謹厳な人柄だが、科挙の結果を操作しようとする、娘を政略結婚に使おうとするなど冷徹な策略家の面もある。
興徳王の娘、翔雲の妹。称号は
父と兄の薫陶もあって教養深いが、内気かつ気弱。にもかかわらず
貴妃のひとり。教養溢れる品のある佳人で、
ほんらいはさほど
貴妃のひとり。少女というより子供と言ったほうが適当な幼さ。後宮の倣いに疎く、「偉い人」の言うことに弱い。抱えの
秘華園の
明婉の侍女。主の願いを叶えるために奔走する。
故人。先帝の第三子。国の将来を案じる理知的な人柄だったが、父帝と兄の皇太子への
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