編集済
作者さんの文字からは中華の美が感じ取れます。漢字の扱いのセンスが実にいい、内容は中華そのものだが、呼び名以外)日本語で書いた文章にまったく違和感のないところに、作者の工夫がすごいと素直に関心します。
これは作品の面白さとは関係のない、個人的に引っかかるところですが——
私が知るかぎり、古代中国にはパパ、爸爸といった呼称はないと思います。爹爹、のほうが時代背景的に適切かと。
あとは中国語で出来た華劇、京剧のセリフですが、よく書いてくれたと思います、私の祖父は中国にいる本物の京剧役者です。自国の文化にこんなに深く涉及した他国の作品を読めることは僥倖と言っても差し支えありません。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございました。
おじい様が京劇役者とのこと、本場の方から見ても説得力のある描写になっていましたらとても嬉しく思います。本作を書くにあたって京劇の所作、発声などを調べましたが、役者の方々の身体能力にとても驚かされました。
爸爸(パパ)について、ご指摘ありがとうございます。私は現代の中国語を少し学んだだけですので、時代背景に沿った表現をご提案いただけてとても助かります。「パパ」は現代の読者向けにフランク(坦率)なルビを振った、という意図がありましたが、漢字の表記について、少しずつ直していきたいと思います。
遅ればせながら読みはじめました。
漢字と見慣れない読み仮名の洪水が若干ハードル高いですが、登場人物のキャラクターが頭に入ってくると俄然生き生きと動き出して引き込まれますね!
漢詩らしきものがありますが、これを平仄まで整えたうえで自作しておられるのだとしたらちょっと脱帽です……!
作者からの返信
ありがとうございます!
見慣れない用語の多用はとてもとても心配なのですが、ルビを手厚くしてなるべく可読性を上げようと頑張っております。キャラクターについては、今作は多彩にできているかと思いますので、馴染んで応援していただけると嬉しいです!
華劇の歌詞・台詞については、意味は辛うじて通るはずですが、平仄までは手が回っておりませんのでフレーバーていどに温く見てくださいますように……!
中華版ガラスの仮面的な雰囲気を感じました。
こういったお話は、幅広い中国歴史の知識がないと書けません。
続きも読んでいきたいと思います!
作者からの返信
ありがとうございます!
確かに、北島マヤばりに舞台に一途なヒロインですね!
この子がどんな活躍をしていくか、お楽しみいただけると幸いです!