六朗様、こんばんは。
オカンも宮沢賢治は貧しい…と思っていました。
「注文の多い料理店」は客に対する注文が多いと解釈していました。あらー。
「銀河鉄道の夜」ご本人が知ったらどう思われるでしょうね?
オカンならええようになっていたら、それも良しと思うけど、どちらを選ぶかというと読んでもいないので何とも言えませんが、結局好みの問題になりそうです。
六朗様が凄い研究をされ、集約した作品だと言うことがわかります。
誰でも知っていそうで、誰も知らない「銀河鉄道の夜」でした。
作者からの返信
オカン様、こんばんは。
ありがとうございます!
宮沢賢治は、「雨ニモ負ケズ」で、自分がとても質素な暮らしをすることを理想として描いていたので、「貧しい」と思ってもらえれば、それで嬉しいんじゃないかと思います。
「注文の多い」は、もちろん、その意味もかけているのです。主人公たちが「こっちが注文するんじゃなくて、こっちが注文されてるんだ」と気づいてびっくりする場面があります。
「銀河鉄道の夜」が、自分が直しかけの原稿で発表されて、しかも「代表作」になってしまったのを賢治が知ったら……どうだったか、私にもよくわかりませんが。
でも、詩集『春と修羅』とか、本になってからさらにその本に書き込みをして直していたりするので、同じようにしたんじゃないかな、と思います。
それでは、またよろしくお願いします!
とても興味深いお話でした。『銀河鉄道の夜』にそんな事情があったとは知りませんでした。
ちゃんと読んだことがなかったので、今度読んでみようと思います。
「小説投稿サイトがある時代にものを書く活動ができて幸せ」、まさにその通りですね。
作者からの返信
>月代零 様
ありがとうございます。
賢治の作品は未発表作品が多いので、ほかの文学者の作品よりも「校訂」が重要になっている面があります。
しかも、「銀河鉄道の夜」のばあい、書いてある紙が、わら半紙だったり、ボツ原稿の裏だったりとさまざまなので、さらに校訂のたいへんさが増幅されています。
書いたものをすぐに自分で投稿できる、というのは、当時のひとは考えることもできなかった、すごいことだと思います。
またよろしくお願いします!