応援コメント

第7話 それでも私は!」への応援コメント

  •   投稿ご苦労様です。

     恐らく、読む側に立てば、ウエットなものが好きという人の方が多いのかなと想います。編集者というのは、最初の読者でもある訳ですから、谷川さんの判断も有りとは想いますね。ただ、元原稿が存在しないことについては、アレっとは想いますが、これ以上は言うべきではないでしょうね。

     ジャンルは全く違いますが、大滝詠一さんの曲が松本隆さんの詩と組み合わせて、ようやく大ヒットしたというエピソードを想い出しました(『君は天然色』)。大滝さんの詩はドライなのですよ。みなさん、うるおいが欲しいと、そうなるのでしょうね。

    作者からの返信

     ありがとうございます。
     谷川徹三さんの時代には、「銀河鉄道の夜」の原稿の整理が十分にできていなかったとか、いろいろと時代的な条件もあるのだと思いますが、やっぱりウェットな物語を谷川さん自身が望んだ面もあると思います。
     現存しない原稿については、たぶん、谷川さんの時代には現存していたのでしょう(谷川さんが関わる前の全集にも収録されているはずです。確かめたことはないですけど)。現在は、賢治の原稿は宮沢賢治記念館が中心になって管理していますが、当時はそうではなかったので、編集過程での逸失もあっただろうと思います。

     大滝詠一さんの作詞作曲の曲も(冗談音楽とかも含めて)好きですけど、松本隆さんの歌詞には「謎」的な要素も含めて詩的なウェットさもありますよね。同時に、「君は天然色」は、明るいばかりではない歌詞に、明るい曲調、ポピュラーな編曲をつけていて、そういうところもすごいな、と思います。

     宮沢賢治も大滝詠一も岩手県人ですが。

     またよろしくお願いします。