応援コメント

第1話 「銀河鉄道の夜」の原稿」への応援コメント

  • 「銀河鉄道の夜」、大好きです。
    何度も読みました。新潮文庫のものを、です。
    本よってラストが違うのは知っていて、完結版ではないのも知っていたのですが、
    詳しくは知らないので、興味深く読ませていただきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    賢治はともかくも原稿は最後までは書いているので、新潮文庫版のラストが賢治の意図したラストであるのは確かだと思います。

    ただ。
    いま賢治記念館の『原稿のすべて』を見直してみると、最後の部分は、たぶん一気に書いて、それから、短い時間のあいだに同じインクの筆跡で相当に手を入れているのがわかります。とくに、カムパネルラのお父さんに声をかけられてからの部分は何度も考えて直していて、もともとは一度家に帰ってまた川まで出て来る、という展開を考えていたようです。もしそちらを選んでいれば、まだ先に続いた可能性もあったのですが。

    またよろしくお願いします。