不幸の連鎖は、はかなさとともに、 散ってゆくのか

 はじめの秀との出逢いや言葉のかわしかた、それからの澪依華の暮らしなど、序盤の展開が、興味を惹かれます。

三条の話しがでてくると、そこから、秀の行動や背景がみえ隠れしてきて、わたしは、秀がどんな存在なのか、がとても気になりつつ、読み進めていきました。

澪依華は、はなやかさがあり、秀は子どもっぽいような、おとなっぽい感じが、それぞれあり、性格が楽しいです。

前半のストーリーの積み重ねがあるからこそ、後半に向かうドキドキ感があり、澪依華たちの計画が、引き継がれていき、周囲の関係者が、だんだんと不幸になるのか、それとも、、

と、終盤の期待がますますです!