記憶の色を作ってくれる喫茶店。何だか素敵じゃありませんか。登場するお客さんは三組だけ。ですが、もっと彼らの思い出を詳しく聞きたくなりますし、他のお客さんの思い出と色を知りたくなります。出来上がった色の名前も美しく可愛らしい、読みながら優しい気持ちになれる素敵な短編です。