第39話
良太は、告白すべきか悩んで
何日もう過ごしてしまった。
どうして良いのかわからなくなり
相談しようと思ったのだが
みんなはどんな悩んでいるのか
気になったのでまずは、聞いてみる事にした。
ちょうど仕事帰りに同期がいたので
「最近悩みとかってある?」
いきなり聞かれた同期は、
「突然だな、悩みかぁ!?
あるっちゃあるな!
モチベーションが上がらない事だな!」
良太はどうしてモチベーションが上がらないのか
聞いてみたが
「それがわかれば上がってるよ!」
と、言われ確かにと思った。
ほかの同期にも聞いてみたら
眠れないことや食べ過ぎてしまうことなど
様々な悩みがあった。
秀人にも聞いてみたが
「花蓮が好き過ぎて心配なことと
どうしたら幸せに出来るかだな!」
と、言っていたので、
「充分幸せにしてると思うけど?」
良太は思っていた事を答えた。
秀人は
「まだまだ足りないんだ!!!
もっと幸せになって欲しいし
俺も一緒に幸せになりたいんだ!!!」
熱く語っていたが
悩んでいる事は悩んでいるらしい。
ほかにも
そんな事で悩まなくてもって悩みの人もいたし
重い悩みの人もいた。
人それぞれ違う悩みがあるんだとは思った良太は
次の日、結城部長にも聞いてみる事にした。
「結城部長おはよう御座います!
突然なんですが、悩みってありますか?」
良太が挨拶しながら悩みがあるかを聞いた。
結城部長に
「おはよう!
悩み?どうした?
熊谷、悩みでもあるのか?」
逆に聞かれてしまった。
良太は、
「悩みと言いますか、
みんなどんな悩みがあるのか気になりまして。」
すると結城部長は、
「そう言うことか。
それで俺の悩みを聞きたいんだな!?
俺の悩みは、
子供達にキモいって思われてないか、
奥さんに臭いって思われてないか、
会社でもうざいって思われてないか、
たくさんあるぞ!」
それを聞いた良太は、
「結城部長でもそんなに悩みがあるんですね!
でも、結城部長はそんな事思われてないから
大丈夫ですよ!」
と、伝えた。
すると結城部長は、
「そう言ってくれてありがとな!
でも、うざいって思ったら言ってくれよ?」
そう言われた良太は、
「その時はちゃんと言います!
でも、みんなに聞いてみたら
そんな事で悩んでいるのかって人もいたし
重い悩みの人もいました。
自分の悩みなんてまだまだ軽いなって
思いました!」
すると結城部長は、
「そうだな、悩みは人それぞれだし
色んな考え方がある。
重い悩みもあるが
自分からすると軽い悩みもある。
だが、その人にとっては、
とても重い悩みなのかもしれない。
そんな事でとも言えないのかもしれないな。
昔の自分自身が悩んでいた事を思い出すと
あんな事で悩んでいたなんてって思う事もある。
でも、その当時は
その悩みが最大の悩みだったはずだ。
みんなそれぞれに悩み苦しんで成長している。
悩みに気づけただけ
ラッキーだったのかもしれないな!
悩みに気付かず頑張り過ぎて
昨日まで楽しそうにしていた人が
突然、鬱病になってしまう時代だからな。
だからこそ
色んな悩みを知る事も大事だし
色んな考え方を知る事も大事になってくる。
自分を知る事も大切だな。
人のことを知るって事はお互いにとって
とても重要なんだ!
それで熊谷の悩みは何かな!?」
悩みについて色んな考え方があることを
結城部長は、伝えてくれた。
良太の悩み聞きながら、
「実は、
前話した女性に告白しようか迷っていまして、
結城部長にも知っている通り
過去のことが過ぎってしまって
もし付き合えたとしても
また浮気されたらって考えてしまうんです。
告白する勇気がでないんです。」
今悩んでいる事を答えると、
「先のことは誰にもわからない。
振られることはない感じなら
告白した方がいいんじゃないか?」
と、結城部長は伝えてきた。
更に
「今の熊谷なら
ちゃんと気付けるんじゃないかな?
その女性がどんな人なのか、
浮気をするような人じゃないって
本当はわかってるはずだぞ?
過去を振り返るのは悪いことじゃないと思うが
熊谷は、その頃より成長してるはずだぞ!
互いが幸せになる為に
ちゃんとその女性を想い行動することが
出来ると俺は思うがな!」
と、伝えてくれた。
良太の中で気持ち固まった。
告白してちゃんと気持ちを伝えようと思えた。
話してよかったし
話を聞いてもらえて良かったと思った。
今度会った時に告白をする事を決めたのだ。
俺が何をしたって言うんだぁ!!! ya_ne @ya_ne
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