やるせない物語。恋は幸福を保証しない。この苦さも恋なんだ!!

絵描きと画商の温かい恋の物語。絵画という芸術でつながった二人は恋をする。熱い恋ではない。緩やかに、温かく、ずっとそばにいたいと思える恋。そんな恋の果て。

重なった想いはすれ違う。娘への愛情??自身の成功体験??美への執着??掛け違えたボタンは何だったのだろう。

もう、恋も愛も結末を示してはくれない。ただ、残された娘の目に映るのは何だろうか?

この物語を読んだ後に胸に残つ想いの名前は何なのだろうか??