まとめ あるいは答え合わせと今後の創作活動のヒント
先ほど反省会の座談会が終了いたしました。
関係者様に謝辞など、事細かくお礼申したいところではありますが、何度も書くのもおかしなモノで・・・ここでは割愛させていただきます。
今回、書き出し祭りを多くの人と振り返りました。
前記総評とは違う部分で、例えば『コミカライズするなら感想』に応募されなかった作品などにも触れつつ、座談会を要約すると、
1>やはりWEB小説は漫画との親和性が高く、漫画の冒頭として評価できる作品は、書き出し祭りの順位も高かった。
※冒頭でテーマが強く語られている作品など
2>全体的なトレンドとして『終末的世界』を描く作品が多く見られた。
3>注目トレンドとしては、『TS』作品の人気が高かった。
4>傾向として、間口の広さが感じられる 例)女性層ターゲットを意識した作品など が、強かった。
上記のような意見でした。
トレンドは常に社会状況や時の人気作品に左右され、変わってゆくものですが、評価が高い作品ほど流行を早く取り入れ、作者の強みを上乗せして表現されていました。
流行の中に作者様独自の強いメッセージが含まれていたり、独自性だけではなく間口が広く親しめる作品だったり。
相反するような話しですが、そこをなんとかして、初めて人気作品になれるのでしょう。物語作りとは、誠に奥が深いものです。
今回、応募作品以外で僕が注目していた作品は、
16-2-01 『お狐さんとロボ嫁さん。』
でした。
最後にこの作品についての感想を書いて、僕の第16回書き出し祭りを終了したいと思います。
トレンドにも上げた『終末的な世界』がほんのり見え隠れし、「捨てられたロボ・メイドさん」と、「最後のあやかしさん」のトークが中心となる冒頭は、どこか優しく、それでいて哀愁が漂う、間口の広さを感じるものでした。
テーマも明確でキャラの押しも強く、あやかしとロボットというミスマッチも、美しい色彩の明暗のようです。
ビジュアル化もしやすく、コミカライズの冒頭に必要な要素も全てそろっていて、漫画にするなら理想的なスタートです。
早く続きを読みたくなるような作品でした。
上記作品含め、書き出し祭り参加作品は、とても素晴らしいものばかりでした!
皆様は、ご紹介した作品以外に、どんな作品が気になったでしょうか?
もう、第17回の募集も始まっているそうです。
参加してみたいな? と感じられましたら、是非トライしてみてください。
とても、とても、素敵な体験になることは間違いありません。
で、木野は参加するの? と、おっしゃる方もいるかも知れませんが・・・。
今は病気療養で止まってしまった連載再開に、集中しようと考えております。チャンスがあればまたいつか、参加したり、感想を書いたりしたいと考えてはおります。
現在もこの時間まで、この原稿を書いたり、『異世界帰りの大賢者様~』のネームのチェックなどしておりますが・・・。
皆様のご健康と、ご活躍を心よりお祈り申し上げながら。
2022年10月8日 午前2時36分
木野二九
書き出し祭りの作品をコミカライズするなら感想! 木野二九 @tec29
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