病気になってわかった事

第1話

結婚して。長い月日が流れたある日、旦那が熱を出した。病院に、早く行った方が良いという、忠告も聞かずに、痩せていった。１ヶ月ぐらいがたっただろうか、飼い猫も、近寄らなくなった。義母にもお願いし、皆で説得し、やっと病院に行くことになった。検査の結果、悪性リンパ腫ステージIV。良くない状態だった。一緒に話しを聞いて家に帰る。会社の人と、電話をした後、彼は泣いていた。仕事の事でっといっていたけれど、違う事がすぐに分かった。何故なら、彼が泣くのを初めてみたからだ。強がっている事がすぐにわかった。私もすごく不安な気持ちになったけど、彼はもっと、怖くて、不安でいっぱいのはず、私が支えなきゃと思った。入院して、抗がん剤の治療もはじまった。娘と、お見舞いにいき、色んな話をしたりした。でも、彼は全く辛そうな顔はみせていない。しんどいはずなのに、娘が行けない時は、手を握ったり。その後、癌は、小さくなり、あとは定期的の受診で、様子を見ていくことになった。小さい癌はあるけど、生きている事に感謝。癌から5年が経つ。まだ残っているので、いつ再発するか分からないけど、小さな幸せをみつけていこう。人生何が起こるから分からないのだから、好きなように、後悔しないように生きていこう。