応援コメント

ⅩⅥ 終章」への応援コメント

  • 朝吹様

    最終話を読むのが……読み終えるのが勿体ないと思えるほどだった! しかし、読んでしまった! 読み終えてしまった。ずっと、この世界にいたい気持ちもありました。
    朝吹作品はエンディングの清涼感が堪りません。救いがあり、希望があり、愛がある。読了後のこのカタルシスを経験する度に、どんどんクセになっていくようです。
    このような自分のように、これからますます
    朝吹マニアが増えていくのでしょうね。
    素晴らしかったです。途中、自分は何度もタキトゥスになりきっていました。
    アフロディテが敵の手にかかるくらいなら自分の手で……という男たちの気持ちが哀しいくらいに胸に突き刺さります。
    同時に、第二皇子の愚かな母親の気持ちもわからなくはなかったです。
    登場人物一人一人が、生きるために己が大義のために命を賭して戦い、散って逝く者、生き永らえる者……がいて、群像劇としても読みごたえがあり過ぎました。アイストスが殿を務めるところでは……彼の戦死を覚悟していました。(泣いたけど)
    戦闘シーンの描写も迫力に満ちていて、どの場面を思い出しても今も尚、心が湧き立ちます。(自分、剣闘士ですから)
    ユリウスが意外にも強かった! 伊達将軍も奥方もカッコイイ。みんなみんな大好きです。( ;∀;)感涙。(感想がぐちゃぐちゃになってすみません。作家さんたちのように気の利いたことが書けませんm(__)m)
    朝吹様、こんなにも素晴らしい小説を読ませて下さり、誠にありがとうございました\(^o^)/

    作者からの返信

    ブロッコリー食べましたさん

    わあああい! 読んで下さってありがとうございます!
    誰かが挑んで下さるたびに、想っているような今時のファンタジーではなくてごめんなさいと身を小さくしているのですが、最後まで読み通して下さって嬉しいです。
    奇跡の読者。しかも前世が剣闘士の方。
    引き寄せたのでしょうか。
    剣闘士が前世……。
    駄目だ、笑いが止まらない。
    わたしにとって剣闘士とは、衆目のなかで獣に喰われてる。みたいな。
    そんな、なんだか悲惨なイメージなのですが笑

    参考資料に眼を通していると、剣闘士は養成するまでに時間がかかるので実はそんなにすぐに殺されないと書いてある、その次の章では、人類史上、剣闘士ほど命を無駄にされたものはないと書いてあって、どっちやねんと流石に想いました。
    でもタキトゥスいい男ですよね。
    近くにいたら絶対によさそう。
    地に足がついている御仁なので、どこに行っても、しっかり生きていきそうです。
    第二皇子の母は、愚か者ではあるのですが、子育てにおいてはとてもいいんですよ。賢母だからではなく偶然なんですが。ぼんやりママなので、子どもの自主性に任せて、がみがみ云わない。
    第二皇子はお気に入りのキャラでした。でもこの人は皇帝としては多分、晩年失策を重ねていきます。理想の実現のために帝国がゆらぐほどの莫大な借金も作りそう。
    ブロッコリー食べましたさんなら、ウィトルウィウスが好きかな? と想ったのですが、意外や意外、推しはアイストスでしたか。
    あれ、そういえば、「ウィトルウィウス兄貴いいよね~」と私が想っているわりに、読者さまの反応はいつも、そうでもないような。

    全十六章、長旅だったことと想いますが、楽しんでくださってありがとうございました。

    編集済
  • 読み終わってしまいました…。
    でも背中の恋の番外が出てたから、まだ朝吹さんの世界には浸れるし大丈夫(笑)
    それは後日に(^^)

    皆さんみたいに具体的なこと書くの苦手ですが、いや、ホント面白かったですよ!
    自分は始まりから、正直これデスエンドかもと思っていたのですが、血の温度が上がる展開(自分はユリウスみたいな人物が好きだから、あの展開がツボ笑)から、
    最後の終わりの時に、
    タキトゥスお前変わったなー!(友だちか)
    みたいなテンションでニヤニヤしてました(笑)
    人間味の強い主人公だったから、情はあってもそこまでの変化は予想してなかった。
    最後の風そよぐ系エンド(ニュアンスです)も好物です。
    ちょっとまだ興奮してます(^^;)

    あ、ちなみに分冊したらまた読みますよ!
    基準は分かりませんが、なろうは200話くらいで半年更新なしなんてのはザラで、好きなら更新されたら頭から読み返す人多いんじゃないかな?
    ファンタジーなら特に。
    自分も800話を2周したりしたし、まぁ言語化すると魔境だなぁ(汗)
    カクヨムは書く側にはある程度手厚いけど、読むのはなろうと変わらないか、むしろみっちりなら、なろうが読みやすいかも?です。 

    なんにせよ、良いものでした。
    ありがとうございます(^^)

    作者からの返信

    つくもせんぺいさん

    すごい勢いで完走して下さってありがとうございました!
    読み専さんなんてほぼツチノコ状態と想っておりましたので、完結した作品でも読んで下さることがあるんだな~と感動です。

    本当にほとんど読んでくれないor挫折されていって、ぎっしりテキスト7千文字が駄目だったというより、内容が今風ではなかったので思ってたのと違うってなっちゃうみたいです。

    オンライン小説の花形がファンタジーというのも「なろう」さんが創り上げたものかも知れません。異世界ファンタジー・転移転生、俺無双というもの。
    でも、わたしが十代の時に親しんでいたのは幾つかの少女漫画、少年漫画、ハヤカワ文庫などのファンタジーです。わたしが読みたい・書きたいファンタジーもその系統なのです。
    けれど今の流行ではまったくないのですよね笑
    なのでもし読み通して下さる方がいるとしたら奇跡の確率ということになります。

    読み専さんに愛される長篇作品というのは中断しても、改変しても、1000話を超えても、ずっと追いかけられているので、羨ましい限りです。
    テンポの良さ、毎日更新、読者が読みたいと願う旬の内容、エネルギッシュさ、強さ明るさ、いろいろ揃えておられて、すばらしいものだと想います。
    そんな中ほぼ誰にも読まれないまま連載して完結していたのですが、こうして掘り起こして読んで下さって本当に嬉しいです。

    ユリウス人気ですね笑
    きらきらしい人たちがズラッと揃った中でいかにもダークホース感かもしてましたもんね笑
    書いていてとても幸せだった作品で、ひとりで喜んで書いていたんですが、小学生か! と想われるような、ただ休み時間に自由帳にもくもくと書いているだけで幸せという状態で完走していました。

    少しでも楽しんでいただけたら、これに勝るよろこびはありません。
    読んで下さってありがとうございました。

  • ボリュームたっぷりの時代ファンタジー(というのだろうか)を読めて幸せでした。面白かったです!
    病み皇帝と九度軍がすわ衝突かという辺りでは、いよいよ蟲毒の様相を呈してきたかと思われたのですが、ユリウスの一矢で思いがけない方向に。

    やはりユリウス、見逃せないキャラでした。キラキラ完璧元夫や切れ者第二皇子、危険な魅力のウィトルウィウスもキャラ立ちばっちりで魅力的なのですが、ああいう自分のイマイチさをわかっていて僻み嫉みの中で生きてきたであろうキャラが一点突破で活躍する場面はスカッとします。物語の中ではあんまり報われていませんが(笑)

    古代ローマ剣闘士の時代を彷彿とさせる舞台で必須であろうマッチョ観を通底させつつ、女の乾いた視点が常に忘れられていないのも魅力でした。
    第七軍の部下たちに限らず、男たちのアフロディテへの振る舞いは基本的にロマンティックで(疑似ローマだから当たり前か……)、無邪気と言えるほど。いっそ殺してしまえというくだり、崇めて遜っているようでもやはり女の運命は自分たちの手で決めるものと思い込んでいる男たちの無自覚な「善良」が浮かび上がっていて、ああ、いいなあと思いました。

    アフロディテは最後まで気高い軍人であり、自身に流れる高貴な血の暗さを認めながらも、本質は素朴で傷つきやすい少女のまま。そこが読者にとってもすごく魅力的なところでした。
    素敵なお話をありがとうございました(^O^)

    作者からの返信

    鐘古こよみさん

    ボリュームたっぷりの感想をこちらこそありがとうございます!
    ネット小説でやる分量じゃねえわって状態のまま連載は突っ走っていたし、いろいろとこちらの手落ちが目立つ作品ではあるのですが、完走して下さって本当にありがとうございます。
    たぶん鐘古さんが本作の最後の読者です。この先あたらしい読者が現れるとも想えないので。

    やっぱり周囲の騎士の眼からはアフロディテはほぼ子どもと変わらないように見えていたと想いますし、父性愛も炸裂していたんじゃないかなーと。
    そのへんは女の意志なんか関係なくて、ただ護ってあげなきゃって考えてたんじゃないかなと。
    普通の少女なんですよねアフロディテ。立場上あれこれまとわなくてはならなかったけれど、そうでなければ箒みたいにそのへんにいた女性ではないでしょうか。
    無愛想で小枝のような姫さまですが意外にもモテモテで、元夫からも巣環国領主からも第二皇子からも剣闘士からも、熱愛されていたのは計算外でした。

    男性が集まってわあああっと騒いでいる場面を書くのが好きなので、この作品はそういう意味でも書いていて楽しかったです。
    読者もほぼいなかったし、ほとんど自分の趣味のようにして書いていましたが、登場人物の誰か一人でも、また何か一場面でも、記憶に残るものがありましたら嬉しく想います。気高い女性がお好みの鐘古さんならば伊達将軍の奥方などが気に入って下さったかもしれませんね。

    先日は「銃と踊り子」にもレビュー入れていただきまことにありがとうございました。

  • 完結おめでとうございます。
    最初は何となく読み始めたのですが、気がついたら最新話を読むのが楽しみになっていました。
    最終話はタキトゥスがアフロディテを殺して終わるのかなと思っていたのですが段々と感情移入度が高くなり、死んで欲しくないなとは思っていました。
    結果予想していたのとは違って爽やかな終わりに良かった良かったと思いながらもこれで終わりなのかと少し寂しくもあります。
    良い話をありがとうございます。

    作者からの返信

    猫目孔雀さん
    そちらでも申し上げましたが、もう一度お礼を云わせて下さい♡
    読んで下さって、本当にありがとうございました。
    宣伝しないとなぁと想いながらも、こちらの長篇はほとんど趣味みたいに淡々と書いていましたが、追いかけて下さった猫目孔雀さんのお蔭でカクヨムでも続けることができました。
    終わり方がああなったのは、わたしも良かったな~って想ってます。
    お付き合い下さいましてありがとうございました。


    ☆おまけ☆
     タキトゥス)何処に居ても役に立つ大変ありがたい人物
     アフロディテ)心は錦
     アイストス)貴族のディレッタント。文中にあるとおり困難が冒険にしかみえてない
     皇帝)わりとその辺にいる異常者
     第二皇子)理知的な現代人に見せかけてるが実は一番やばい人。気を付けないと理想が勝りすぎて晩年に内憂外患を招くタイプ
     ウィトルウィウス卿)軽そうに見えて実務家。モテるのにまだ独身みたいな兄貴