遊具や広場だけでなく、鯉が泳ぐ大きな池に、四季折々の顔を見せる植物。
そして、神社のお社。
様々な設備がある、立派な公園。
「この公園を大きくしたのは、パパなんだから」
そういう父は、息子に語り始めます。
父が少年だったころの、冒険譚を。
とにかく、かわいらしい作品です。
タイトルの神さまも、愛嬌があります。
何より、作中に出てくるアイテムが、どこか懐かしくてかわいいです。
ひみつ基地と名付けた藪とか、幼いころに夢中になって集めたどんぐりとか、貝殻とか……果てはセミの抜け殻とか!
大きくなるにしたがって「コレ、なんで大事だったのかなぁ」と、忘れてしまうモノの価値を思い出させてくれる作品です。