リューココリーネ

作者 柳葉魚

9

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★★★ Excellent!!!

大まかなジャンルとしてはポストアポカリプスですが、結構シンプルに記憶を失った女性とそれを支える男性の関係性を軸とした話です。

男性視点を中心にしているのは一つのトリックなのでしょうか。最後に言いよどんだ男性に対する女性のふるまいはタイトルの「リューココリーネ」の花言葉が掛かっている気がします。2話「12月23日」に書かれていましたね。サブカルオタクの常として深読みしがちなので考えすぎかもしれませんが。

自主企画「読み合い企画始めました2」から。


他、気になった点を挙げておきます。

本気で言ってしまうと野暮な指摘になりますが、作中描写されているレベルのポストアポカリプスだとそもそも「花屋」という職業が成立しているかどうかが疑問でした。

2話「12月23日」の終わりで女性視点への切り替わりが少し急に感じました。場面転換の技法を何か少し工夫した方が読者の頭の中はスムーズについていけるんじゃないでしょうか。

3話「12月24日」の文章量が、伏せていた情報の開示などを含むため5000字超と1~2話の倍以上に肥大化していて少しバランスの悪さを感じました。