第4話 謎の女性の正体

私日向 芽衣(ひなた めい)。上司に指令を受け、バグの修正に来ていた。バグというのを説明するのはそもそもこの世界についての説明が必要とだと思う。私たちはこの世界の管理者と言っているがそもそもこの世界を作ったのも自分達だ。私たちの世界は異常に科学が発展し、宇宙全体で見ても資源が足りなくなってきていた。そしてその資源を求め、争い続けている。そこで発達した化学からザイヴコアという最高傑作の人工知能を作り出しそれを使うことによってこの先どのようにしたら私たちの世界を生き抜いていけるかのシミュレーションをするために作った幾千もの世界こそが今回バグの発生した世界だ。そしてバグはザイヴコアが敵国からのサイバー攻撃を受けた際に大体は弾くのだがたまに貫通された時に発生するものだ。


 「バグが起きたとしても落ちないはずなんですけどね…あの人はなんで落ちたんでしょう?」


 先ほど記憶を消した少年を思い返した。



ーーーーー海斗視点ーーーーーーーー


 「あれ?なんでこんなところで寝てたんだ?」


 海斗は地面から起き上がった。帰り道の近道を通って帰ろうとした辺りから記憶がない。ふとスマホの画面を見てみると


 「はっ?もうこんな時間!やばっ怒られる」


 現時刻は22時だった。そこから猛ダッシュで家に帰ったが、家に着くと妹にとても心配され親にとても怒られた。



 次の日…


 「よう海斗…ってどうした?隈がすごいことになってるぞ。そんなに夜遅くまでゲームしてたのか?」


 学校の机に突っ伏す俺に悠人が話しかけてきた。


 「いや親に2、3時くらいまで怒られてた」


 「2、3時ってお前…何やったんだよ」


 「いや違うんだって!」


 俺は思わず机から勢いよく立ち上がった。


 「お、おう何があった」


 「それがさ〜何故か道の真ん中に倒れててその時が10時くらいだったんだよ」


 「倒れてた?それ結構やばいやつじゃないか?てかそれ親に言ったのか?」


 「いやーなんかさ言ったら夜遅くに病院連れて行かれるかもしれないだろ?なんか嫌じゃん。ゲーム出来なくなりそうだし」


 「お前も大概だな…」


 キーンコーンカーンコーン


 「お、じゃあ席に戻るわ」

 そう言って悠人は席に戻って行った。


 







ーーーーーーーーーーーーーーーー

次の話くらいにヒロインが出ると思います

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バグった世界の正規ルート あいうえお @Yoruka1234

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