第92話 我がエッセイ更に南下し仙台市の季刊誌『みちのく春秋』にも載る
贈られてきた掲載誌から自分の『老風満帆①終の棲家に迷う』を確認したあと、順に読みすすむ。
https://kakuyomu.jp/works/16817139558246298458/episodes/16817139558246367357
……と、花鳥賊康繁氏の「童話『空気のなくなる日』を読んで」というタイトルに、なぜか胸がうずいた。
青森市立橋本小学校に通っていたころ。
学芸会で『空気のなくなる日』という劇に出た記憶が、60年以上たった今突然よみがえってきたのだ。
――空気がなくなるという日の朝、一人ゴムチューブを両肩からぶら下げてきたのは地主の息子。
この(自分だけ助かろうとした)役をやらされて、子どもながらに恥ずかしいと思った当時の感情までよみがえるとは……。
認知症になり記憶が不確かになっても、案外と昔のことは思い出すものである。
さらに「喜怒哀楽の感情は認知症が進んでも残る」と言われるが、老人医療の経験からすると、むしろ感情は強調されるようにも思う。
後期高齢者になる自分自身のこと「不機嫌なボケ老人」と嫌われぬように〈怒〉を避けて生きたいもの。
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