第91話 履歴書に医者半世紀を清書せむ(爺医)

 青森県赤十字血液センターの検診医不足の話を聞き、「お手伝いできたら」と連絡はしていたが……。


 しばらくして〈レターパック〉で大量の書類が届いた。


 月に数回程度のパートと軽く考えていたので、履歴書をはじめとする提出書類一式のボリュームとメンドクササにはびっくり!

 

 しかも、履歴書・身上書は「自筆で」とある。


 ―― さすがはお役所 ――


 パソコンにエクセルデータはあるのだが、それを書き写す作業が大変だ。


 机の上に置いた〈レターパック〉は、いつのまにか本棚の上に鎮座している。


 いつになったら書きあがるやら……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る