エキストラ
僕は、もう骸骨だ。
骨と、黒いオーラを纏った。
僕は歩けと言われた。
『人間を隠せ、ひたすら歩け。』
だから人間を見つけたら隠すようにみんなで歩く。すぐに、別の人間に見つかったらまずいからだ。
それが老婆でも少女でも、イケメンでも中年でも関係ない。
その指示を受けたとき、僕の中で全てがつながったのだ。きっと、僕らは、骸骨は、再会のためのエキストラなのだと。
またひとり、僕らの世界に人間がやってくる。感動的な再会をつくるため、僕らは歩こうじゃないか。
そして、僕らの目の前で新しい骸骨が生まれていく。
骸骨のエキストラ 絃琶みゆ @Itowa_miyu1731
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます