行列のできるエロ本屋さん
山谷水戸
第1話行列のできるエロ本屋さん ‐システム‐
いつも週末の帰り道に行列の出来る寂れたエロ漫画屋さんがある。
なぜ、オンラインの時代にエロ漫画屋が生き残っているのか気になっていたが仕事疲れでスルーしていた。そこには特別なサービスがあるとはまだ知らなかったわけだが、ふと気になって行列に並んでいるサラリーマンに聞いてみたら意外な返答が来た。
「買ってみたら分かる」
と素っ気なくただ意味深けにいわれた。
ただ、疲れているので今日はそのまま帰宅した。
でも、どうしても気になって帰宅後ビールを飲みながら調べてみると都市伝説かと思いきや奇妙な書き込みがあった。
「カクヒメで購入してポイントが一定数超えると、とあるイベント会場でヤレる」
確かに、ネットの登場で軒並み潰れている本屋がある中で個人レベルの本屋が家賃代を払いながらやるにはそういう裏がないとやっていけないと思う。
色々情報を集めると下記の内容だった。
①エロが好きな管理人が始めたショップ
②管理人が女の子をスカウトして定期的にイベントが開催されてた。
③ショップの店員は一定の容姿とエロ本が好きな女性がなれる。
④売上の一部は維持費と女の子のバイト代
⑤本を購入→ある一定数のポイントを得ると別室もしくはイベント会場を得られる
書き込みを一通りみるとざっくりこんな感じだ。
来週は、コスプレイベントで漫画のヒロインが精液を定期的に補充して敵を倒す趣旨だ。※恐らく敵を倒すのは漫画の世界で、実際は複数人集めて飲ませたり輪姦イベントになると推察される。
今はいい時代で女の子の写真もアップしている。ネットだからぼかし入りで、顔は分からないが雰囲気でアイドル級でもトップクラスといえるであろう。
「いってみるか」
来週にそなえて溜めて置くのが吉。
妄想しながら男は眠りについた。
つづく
行列のできるエロ本屋さん 山谷水戸 @mito84
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