第二話 循環

 少女が目を開けると田園の中の小さな家のベッドの上にいた。


 相変わらずなり続ける時計は8時を知らせている。少女は今までの出来事を忘れたかのようにけたましく鳴り響く時計を止めると屈伸をし、自室を駆け出していった。


 窓には水滴が滴り、水滴は雨上がりのカラッとした陽の光を反射させキラキラと輝いていた。

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幼水夢 小林 @kobayashi0221

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