応援コメント

第39話 亀裂。」への応援コメント


  • 音楽に関しては一歩も引かない美緒のいいところが出てる回でしたね。まあ相手もくせ者で、認めたり反発したりと感情の乱高下が激しいんですが、それも楽しい。

    私にはどっちの理屈が正解なのか(というか吹奏楽の常識的にはどうなのか)わからないんですが、双方とも言い分があるんだろうなというのは伝わります。それを実力の話にすり替えられたって感じですかね。ここは当初から問題視されてた美緒のウィークポイントだったので腑に落ちました。

    ただこの場面、雪乃がまったく顔を出さない点が気になります。
    部長かつクラリネットである彼女はこの議論を聞いてどう反応してるのか、無言を貫いてるにせよ描写は必要だと思います。美緒も気にするところだと思いますし。

    そしてバスパート嫌われ問題。
    ここも一般的にはどうなんでしょうね?
    美緒はもともとトランペット志望だったので違和感ないですが、吹奏楽全体の傾向としてあるものなのか。バンドだとどうだろう……でも確かにベース気質とかありますか。嫌われてはないけどw

    そこにバスクラが運び込まれ、問題を先生が整理してくれそうな流れ。
    うん、いいと思いますよ。

    作者からの返信

    ストーリーのポイントを押さえきったコメント、ありがとうございます!

    >双方とも言い分があるんだろうなというのは伝わります。それを実力の話にすり替えられたって感じですかね。

    まさにその通りです。まあ、普通は部員同士でここまでやりあうことはまずないんですが。課題点の指摘も調整も全部顧問の仕事ですから。

    >ただこの場面、雪乃がまったく顔を出さない点が気になります。

    当然の疑問かと ^^。雪乃の腹のうちについては次々回で明らかになります。一行ぐらい入れたほうがいいのかな、と思いつつ、ここでの美緒はそっちを見る余裕もなかった、ということにして触れませんでした。やっぱり何かいるかな? 書いた後で一話一話の切れ目を考える書き方してたんで、どうもこういうところが毎回の問題点になってしまってますね……。

    >そしてバスパート嫌われ問題。
    >ここも一般的にはどうなんでしょうね?

    これは割合にポピュラーな問題点ですねー。つまり、「バスなんか誰もやりたがらない」という。
    新人がチューバとか弦バスなんかに配属されると、はっきり「うわー、かわいそう」って声が(二、三年生の間からも)上がることがあります 笑。そこらへんの声が当たり前のように上がるか、表向き出ないか、はたまた全然そんな空気はないかで、そのバンドのレベルが分かるという話もありますが。
    まあ小中学生ぐらいだと、どうしても「旋律楽器のほうがいい~!」ってダダこねたくなりますよね。
    元より本作のタイトル「美緒とチューバ」も、暗に「小さな女の子がチューバ(みたいな楽器)に割り当てられてしまった!」というインパクトを狙ったもので、吹部経験者にはそれなりに伝わるニュアンスなんですよ、これ。

    >そこにバスクラが運び込まれ、問題を先生が整理してくれそうな流れ。

    ええと、ここはむしろそれで問題が複雑になるというか w。
    よほどでないと、「問題」を整理する先生じゃないですしね。一応その場は水入りになったというのはその通りなんですが。

    だんだんこのあたりから一話一話の文字数が割り増し気味になっていきますんで、恐縮です。話もそろそろ佳境に差し掛かってまいりました(たぶん)。どうぞ終盤までお楽しみいただきますよう。

    編集済