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2023年7月31日 06:59 編集済
>砥宮慶奈はアルトサックスの席から楽団全部を睥睨へいげいするように、いまやすっかりおなじみとなった傲岸不遜なクールさを振りまいていた。ここ、文の繋ぎに違和感あります。「睥睨するように見下ろしていた」、ならともかく、「睥睨するように振りまいていた」はおかしいというか。>加津佐さんが正しい」主役っぽい展開で好みですが、何故美緒だけが気付けたのかは気になるところです。貴之も気付いていなかったぽいし。まあこれは、後々出てきそうかな?>浅黒い肌でちょっとギョロッとした目の全然ハンサムじゃないこの顔は、塔野晶馬だ。マジですかい。名前的にかなり美形のイメージでした。あと、塔野はユーフォに異動なんですよね?バリチューバパートと聞いてあれ?とは思いました。まあパート的に正解なんだと思いますが。ふむふむ。理屈はよくわかりませんが、貴之母と吹部がぶつかる展開は熱くていいですね。物語にメリハリが出ますし。美緒に焦点が当たるのは主役的に当然と思う反面、倒れた理由とか塔野の主張とかの意味はイマイチよくわかってません。チューブという楽器ならではの問題なんですかね。それとも美緒自身の?そうならペットやってても同じようになるんでしょうか。追記。>どこかの俳優の伝説みたいな話ふむふむ。わかったような、わからないような。伊軒睦海の件は単独ならわかります。そういうこと、いかにもありそうだという意味で。ただ、それと「全員スルーする中、美緒だけが気付ける」のは別の話に感じます。素人故に気付けた……みたいな話なんですかね?外部から来た砥宮が指摘していますから、部内特有の慣れ?みたいなものかなと思っていたんですが、一年は他にもいるわけですし、何故美緒だけが……?となったわけです。美緒個人に起因する何かを期待したというか。それが貴之母が美緒に注目した理由なのかなーとか。ま、経験者にはすぐ伝わるようなら、大丈夫なのかもですが。>改名も視野に入れるべき……かな?私なら初登場時に「こんな名前だがこの容姿だ」と、逆方向に組み合わせて印象付けますかね。キャラ自体は私もその認識です。かっこいい系のヤンチャだと思ってました。>小さな女の子にはそれだけですごいハンディがあります。そうだったんですかい!そこは本作の核に近い部分なので、もっと描写すべきだと思います。素人の私にすれば、ペット志望だったし、まあ大差ないのかなくらいの認識でした。ここまで特にそういった苦労の描写や言及もなかったはずですし、むしろ秘めた才能がある方向にすら感じられてたので(貴之の反応とか)、ここでこういう展開になると、「今までなんともなかったのに、一体何が?」と感じるわけです。もっとチューバの大変さ、美緒の苦労をエピソードとして取り入れるべきです。その上で「これまで苦労し、チューバが吹けるようになった美緒だが、ここに来て限界が来た」的な説明が入れば、納得できるかと。
作者からの返信
多忙を極めていらっしゃる折にありがとうございます!>ここ、文の繋ぎに違和感あります。>「睥睨するように振りまいていた」はおかしいというか。なるほど。実はここの文を読み返すたびに、違和感とまでいかないものの、なんとなく段差と言うか、ゴツゴツ感と言うかを感じていたのですが、そういうことだったのですね w。んー、すぐに直せそうなとこなんですが、すみません、少し時間貰います。ご指摘感謝します。息の長いフレーズでの文章感覚は、どうも湾多は外れてるところが多いもんで……。>主役っぽい展開で好みですが、何故美緒だけが気付けたのかは気になるところです。気づけたと言うか、感覚として自然にそう吹けた、という感じですね。ここらへんは、あえてわかりやすい言葉を用いないで描写しているんで、音楽に造詣の深い読み手さんでも、あんまり意識せずに読み流していらっしゃったように思います。とりあえずここでは、一話前の、チューバのソロで何回かしくじったシーンなどが、内容的には同じこと暗示しているシーンです、と申し上げておきます。能田文子の、正確なんだけどそれだけのスネアの前振りだと美緒は吹き出せなくて、伊軒睦海の、「明らかに違うアクセント(=音楽的に一段上の演奏)」だと、難なく流れに乗れた、という場面。まるで、棒読みの台本合わせだとてんで演技できないのに、名人が共演するとよどみなくシーンが通せた、どこかの俳優の伝説みたいな話ではないかと ^^。>マジですかい。>名前的にかなり美形のイメージでした。あー、名前の響きで結構誘導されるもんなんですかねー。バカっぽいことばかり言わせて、芳しくない過去話 笑 も入れて、いかにも「元いじめっ子」みたいなキャラにしてたつもりなんですが。んー、中規模改訂の折には、改名も視野に入れるべき……かな? でも今どきって、そのへんのワルガキがこういう名前ぶら下げてるからなあ。それも集団で。>バリチューバパートと聞いてあれ?とは思いました。バリチューバ=バリトン+チューバ、つまり、ユーフォ&チューバという意味です。ここは「注釈」に説明丸投げしてた箇所だったかな。「バリチューバ」という言葉は一応既出なんですが、今少しちゃんとした説明の文がここまでに入っていたらだいぶん印象が違うんだろうか。一旦寝かせてから読み返してみます。>倒れた理由とか塔野の主張とかの意味はイマイチよくわかってません。塔野のセリフは、本話の中間部にある短めのパラグラフの中、「だから、ここで唐津母の説得を諦めるわけにはいかない」から直接つながるものです。これだけだとちょっとわかりにくいか? 次話の続き部分を読んでも、まだなんか噛み合ってない印象でしたら、またおっしゃっていただければと。もともと唐突なセリフの出し方ではあるところだと思います。美緒が倒れた理由がよくわからないというのは、書き手としては「え、なんで?」なんですが w、うーん、やっぱり小説で吹奏楽に初めて接したという方だと、そういうことなのかな、と思いました。有り体に言えば、チューバってトランペットなんかよりも深くてたっぷりした息が必要な楽器ですから、小さな女の子にはそれだけですごいハンディがあります。この小説では、「そこをあえて小柄な子に吹かせてみた」というところから始まるんですが、その前段として「いやいや、普通無理でしょ」というツッコミが入るもので、その当然の部分をすっとばして、それなりに活躍してるシーンなんかを描いてしまうと、こういうところで「なんで倒れんの?」という引っ掛かりも生じるケースが出るのかな、と。というわけで、倒れた理由は「無理が重なっての酸欠に伴う貧血」です。はっきり言って、吹部だとまあまあ起きることなんで、深刻というほどではないけれど、ちょっとしたアクシデントの扱いですね。ここのシーンでは、それが唐津母への悪印象となったので、必要以上にもめてるわけです。8/1追記熱い追記をまたもあがとうございます。>ただ、それと「全員スルーする中、美緒だけが気付ける」のは別の話に感じます。一つ、これも経験者だと「そりゃそうだろ」と思う中でやり過ごしがちなことに思い至りました。というのは、「バスパートの音はバスパート担当(及び指揮者)の楽譜にしか書かれていない」ということです。ではこの箇所のバスパートとは具体的にどこなのか、と言われると、架空の曲なんであんまりまともに考えてなかったんですがw、多めに見積もっても六、七人ぐらいですね。それぐらいだと、「正しい解釈は一人だけ」ということもありがちなんではと。>素人故に気付けた……みたいな話なんですかね?この点は、そうではない、と明言しておきます。むしろ逆で。ただ、今の段階ではそこを、えーと、インクリングって言うんですか? ほのめかしている最中です。うまくいってないかもしれませんが。ちなみに砥宮慶奈が気づけたのは、彼女は平素から指揮者用のフルスコアのコピーを持ち歩いて研究しているような上昇志向の高いキャラ、という裏設定なので、ここで意見できた、ということにさせてください。後もう一点、これも経験者なら「当然だろ」という話を追加すると……「コンチェルタンテ」のような、いわゆる無調音楽を、音楽的に演奏するって、それだけで高レベルな話なんです。音楽として、自分のメロディーとして歌える、演奏できる、というだけで、すごい才能だと( あ、キーワードを出してしまった w)思われるもんです、普通。まして中学生ならね。それを「テーマの圧縮」などと言う、しばしば大人でも楽譜を睨んで頭でっかちに理解するのが精一杯な部分を、「当たり前のように」(=つまりは、作曲家本人と同等のレベルで)気負うこともなく吹いてみせたってことですから。……話、伝わってますでしょうかね? 「つまりはこういうこと」以下のパラグラフを噛み砕いて説明したら、そんな感じになります。>もっとチューバの大変さ、美緒の苦労をエピソードとして取り入れるべきです。酸欠になりかけたというシーンは、最初の合奏の時以来ですから、「たびたび起きかけていた」ということにしておくべきだったかな、と思いました。音が薄くて悩んでるところは十分に入れたんでそれで伝わってる気分になってましたけれど、そこからぶっ倒れるまでは開きがありますね、確かに。一方で、このシーンは「いつになく一人でがんばって吹きまくってるシーン」でもあるので、急にこういうことが起きるのも当然と言えば当然で、であれば、別の観点からの説明の方がいいのかなとも。……ふむ、参考にさせていただいて、加筆を考えます。あがとうございます。
編集済
>砥宮慶奈はアルトサックスの席から楽団全部を睥睨へいげいするように、いまやすっかりおなじみとなった傲岸不遜なクールさを振りまいていた。
ここ、文の繋ぎに違和感あります。
「睥睨するように見下ろしていた」、ならともかく、「睥睨するように振りまいていた」はおかしいというか。
>加津佐さんが正しい」
主役っぽい展開で好みですが、何故美緒だけが気付けたのかは気になるところです。貴之も気付いていなかったぽいし。まあこれは、後々出てきそうかな?
>浅黒い肌でちょっとギョロッとした目の全然ハンサムじゃないこの顔は、塔野晶馬だ。
マジですかい。
名前的にかなり美形のイメージでした。
あと、塔野はユーフォに異動なんですよね?
バリチューバパートと聞いてあれ?とは思いました。まあパート的に正解なんだと思いますが。
ふむふむ。理屈はよくわかりませんが、貴之母と吹部がぶつかる展開は熱くていいですね。物語にメリハリが出ますし。
美緒に焦点が当たるのは主役的に当然と思う反面、倒れた理由とか塔野の主張とかの意味はイマイチよくわかってません。チューブという楽器ならではの問題なんですかね。それとも美緒自身の?そうならペットやってても同じようになるんでしょうか。
追記。
>どこかの俳優の伝説みたいな話
ふむふむ。わかったような、わからないような。
伊軒睦海の件は単独ならわかります。
そういうこと、いかにもありそうだという意味で。
ただ、それと「全員スルーする中、美緒だけが気付ける」のは別の話に感じます。
素人故に気付けた……みたいな話なんですかね?
外部から来た砥宮が指摘していますから、部内特有の慣れ?みたいなものかなと思っていたんですが、一年は他にもいるわけですし、何故美緒だけが……?となったわけです。美緒個人に起因する何かを期待したというか。それが貴之母が美緒に注目した理由なのかなーとか。
ま、経験者にはすぐ伝わるようなら、大丈夫なのかもですが。
>改名も視野に入れるべき……かな?
私なら初登場時に「こんな名前だがこの容姿だ」と、逆方向に組み合わせて印象付けますかね。キャラ自体は私もその認識です。かっこいい系のヤンチャだと思ってました。
>小さな女の子にはそれだけですごいハンディがあります。
そうだったんですかい!
そこは本作の核に近い部分なので、もっと描写すべきだと思います。
素人の私にすれば、ペット志望だったし、まあ大差ないのかなくらいの認識でした。ここまで特にそういった苦労の描写や言及もなかったはずですし、むしろ秘めた才能がある方向にすら感じられてたので(貴之の反応とか)、ここでこういう展開になると、「今までなんともなかったのに、一体何が?」と感じるわけです。
もっとチューバの大変さ、美緒の苦労をエピソードとして取り入れるべきです。
その上で「これまで苦労し、チューバが吹けるようになった美緒だが、ここに来て限界が来た」的な説明が入れば、納得できるかと。
作者からの返信
多忙を極めていらっしゃる折にありがとうございます!
>ここ、文の繋ぎに違和感あります。
>「睥睨するように振りまいていた」はおかしいというか。
なるほど。実はここの文を読み返すたびに、違和感とまでいかないものの、なんとなく段差と言うか、ゴツゴツ感と言うかを感じていたのですが、そういうことだったのですね w。
んー、すぐに直せそうなとこなんですが、すみません、少し時間貰います。
ご指摘感謝します。息の長いフレーズでの文章感覚は、どうも湾多は外れてるところが多いもんで……。
>主役っぽい展開で好みですが、何故美緒だけが気付けたのかは気になるところです。
気づけたと言うか、感覚として自然にそう吹けた、という感じですね。ここらへんは、あえてわかりやすい言葉を用いないで描写しているんで、音楽に造詣の深い読み手さんでも、あんまり意識せずに読み流していらっしゃったように思います。とりあえずここでは、一話前の、チューバのソロで何回かしくじったシーンなどが、内容的には同じこと暗示しているシーンです、と申し上げておきます。能田文子の、正確なんだけどそれだけのスネアの前振りだと美緒は吹き出せなくて、伊軒睦海の、「明らかに違うアクセント(=音楽的に一段上の演奏)」だと、難なく流れに乗れた、という場面。
まるで、棒読みの台本合わせだとてんで演技できないのに、名人が共演するとよどみなくシーンが通せた、どこかの俳優の伝説みたいな話ではないかと ^^。
>マジですかい。
>名前的にかなり美形のイメージでした。
あー、名前の響きで結構誘導されるもんなんですかねー。バカっぽいことばかり言わせて、芳しくない過去話 笑 も入れて、いかにも「元いじめっ子」みたいなキャラにしてたつもりなんですが。
んー、中規模改訂の折には、改名も視野に入れるべき……かな? でも今どきって、そのへんのワルガキがこういう名前ぶら下げてるからなあ。それも集団で。
>バリチューバパートと聞いてあれ?とは思いました。
バリチューバ=バリトン+チューバ、つまり、ユーフォ&チューバという意味です。ここは「注釈」に説明丸投げしてた箇所だったかな。「バリチューバ」という言葉は一応既出なんですが、今少しちゃんとした説明の文がここまでに入っていたらだいぶん印象が違うんだろうか。一旦寝かせてから読み返してみます。
>倒れた理由とか塔野の主張とかの意味はイマイチよくわかってません。
塔野のセリフは、本話の中間部にある短めのパラグラフの中、「だから、ここで唐津母の説得を諦めるわけにはいかない」から直接つながるものです。これだけだとちょっとわかりにくいか? 次話の続き部分を読んでも、まだなんか噛み合ってない印象でしたら、またおっしゃっていただければと。もともと唐突なセリフの出し方ではあるところだと思います。
美緒が倒れた理由がよくわからないというのは、書き手としては「え、なんで?」なんですが w、うーん、やっぱり小説で吹奏楽に初めて接したという方だと、そういうことなのかな、と思いました。有り体に言えば、チューバってトランペットなんかよりも深くてたっぷりした息が必要な楽器ですから、小さな女の子にはそれだけですごいハンディがあります。この小説では、「そこをあえて小柄な子に吹かせてみた」というところから始まるんですが、その前段として「いやいや、普通無理でしょ」というツッコミが入るもので、その当然の部分をすっとばして、それなりに活躍してるシーンなんかを描いてしまうと、こういうところで「なんで倒れんの?」という引っ掛かりも生じるケースが出るのかな、と。
というわけで、倒れた理由は「無理が重なっての酸欠に伴う貧血」です。はっきり言って、吹部だとまあまあ起きることなんで、深刻というほどではないけれど、ちょっとしたアクシデントの扱いですね。ここのシーンでは、それが唐津母への悪印象となったので、必要以上にもめてるわけです。
8/1追記
熱い追記をまたもあがとうございます。
>ただ、それと「全員スルーする中、美緒だけが気付ける」のは別の話に感じます。
一つ、これも経験者だと「そりゃそうだろ」と思う中でやり過ごしがちなことに思い至りました。というのは、「バスパートの音はバスパート担当(及び指揮者)の楽譜にしか書かれていない」ということです。ではこの箇所のバスパートとは具体的にどこなのか、と言われると、架空の曲なんであんまりまともに考えてなかったんですがw、多めに見積もっても六、七人ぐらいですね。それぐらいだと、「正しい解釈は一人だけ」ということもありがちなんではと。
>素人故に気付けた……みたいな話なんですかね?
この点は、そうではない、と明言しておきます。むしろ逆で。ただ、今の段階ではそこを、えーと、インクリングって言うんですか? ほのめかしている最中です。うまくいってないかもしれませんが。
ちなみに砥宮慶奈が気づけたのは、彼女は平素から指揮者用のフルスコアのコピーを持ち歩いて研究しているような上昇志向の高いキャラ、という裏設定なので、ここで意見できた、ということにさせてください。
後もう一点、これも経験者なら「当然だろ」という話を追加すると……「コンチェルタンテ」のような、いわゆる無調音楽を、音楽的に演奏するって、それだけで高レベルな話なんです。音楽として、自分のメロディーとして歌える、演奏できる、というだけで、すごい才能だと( あ、キーワードを出してしまった w)思われるもんです、普通。まして中学生ならね。それを「テーマの圧縮」などと言う、しばしば大人でも楽譜を睨んで頭でっかちに理解するのが精一杯な部分を、「当たり前のように」(=つまりは、作曲家本人と同等のレベルで)気負うこともなく吹いてみせたってことですから。……話、伝わってますでしょうかね? 「つまりはこういうこと」以下のパラグラフを噛み砕いて説明したら、そんな感じになります。
>もっとチューバの大変さ、美緒の苦労をエピソードとして取り入れるべきです。
酸欠になりかけたというシーンは、最初の合奏の時以来ですから、「たびたび起きかけていた」ということにしておくべきだったかな、と思いました。音が薄くて悩んでるところは十分に入れたんでそれで伝わってる気分になってましたけれど、そこからぶっ倒れるまでは開きがありますね、確かに。一方で、このシーンは「いつになく一人でがんばって吹きまくってるシーン」でもあるので、急にこういうことが起きるのも当然と言えば当然で、であれば、別の観点からの説明の方がいいのかなとも。……ふむ、参考にさせていただいて、加筆を考えます。あがとうございます。