応援コメント

「第20話 ふぁいなる・あんさー。」への応援コメント

  • 美緒をメインとした視点でこの寝ぼけた雰囲気を書くのはすごいと思いました。状況見えるし^^
    さいごの「で、何の話してんの」ってのもお約束で良いですよね。

    さて、数話前からなんとなく違和感がありまして、その正体はなんだろうと。
    読み手としては、ちょっと疲れてくる頃かもしれません。本来の筋はおそらく大会に向けた時間軸があると思うのですが、この数話はその流れをあまり感じないからなのかもしれない、と。わかりやすい筋が根底にある方が話を追いやすい気がするので。
    このあたりは色々苦労されてそうなところなので、まあ所感ということで。

    作者からの返信

    二話まとめてのコメント、ありがとうございます!

    >美緒をメインとした視点でこの寝ぼけた雰囲気を書くのはすごいと思いました。

    恐縮です。今回は逆に、寝ぼけた人間視点での文章でないと語るべきことが語れないといいますか……夢の中で普通じゃ得られない最終回答を得る、という展開になってますので、徹底的にご都合主義で行きました 笑。

    >さて、数話前からなんとなく違和感がありまして、その正体はなんだろうと。

    ああ、島本さんがそうおっしゃるのなら、本物ですね、これは。
    まあ心当たりは山ほどあるのですが、ここ数話分の内容についていえば、

    ・十六話までは「謎の襲撃」に関する話。これは実は美緒の技術アップが狙いだと判明する。
    ・十七話からはしかし、その問題が過去一年間吹部の中で争いの種になっていたことが判明。
    ・十九、二十話では、その問題の定義づけから議論しつつ、吹部の中で今後どう折り合いをつけるのかという、拡散気味の話をいっぺんに処理しようとしている。

    という流れになってるのが原因かなと、最近になって思うようになりました。もちろんその根底には、おっしゃるようにコンクールとは別次元の話になってて、把握しづらいというのもあると思うんですが。
    いやもう、ぎりぎり話になりそうなところで、何とか文章にして強引に先へ引っ張る書き方してましたからねー、ここらへん。

    いいかげん改訂に着手せねばと思いつつ、未だに私自身違和感の正体をつかんだ気になれません 笑。なにはともあれ、ご指摘ありがたくちょうだいしました。もうしばらく考察を続けてみますので。

    いささか中だるみっぽい個所ではありますが、この山を越えると、とりあえず普通の部活コメディっぽく、気楽に読めるところになると思います。……読めると思うんですが。


  • 編集済

    >凪のように光と音がしぼんだ。
    この例えはよくわかりません。
    凧ってしぼむもんです?風船とかでなく?
    蛸でもよくわかりませんけど。

    うはっ、メルヘン濃度高っw

    まあそれはよいとして、察するに「個人のみ突出した技量を与えられる問題」に対して、封印でなく、「全員に与える方法はないか」という議題に移ったようですが、ここの部分も誰かのセリフで明記したほうがわかりやすいかと。
    なまじメルヘン成分で膨らんでるので、「なぜ議題が変わってるのか」という疑問の答えがないまま話が進むと冗長に感じます。

    このシリーズ読んでいて気になるのは、問題が明示される前に議論が始まって、後から問題、そして回答が出るというパターンが多いことですね。
    例えば先輩だけに意味のわかる話から始まり、その内容(=問題)が判明し、さらに答えを探す的な。
    この形式はたまにやるならいいんですが、続くと胃にもたれがちです。

    たとえばクイズ番組で、まず問題を当てさせた後、さらに答えを当てさせるよう形式を考えてみてください。答えがよほど簡単なら別ですが、これがずっと続くと「たまにはシンプルにしてくれ」となりませんか。
    そういう感覚はちょっと覚えます。毎回、回りくどいといいますか。

    事情を知らない一年生が主人公なので、このパターンが増えるのは多少仕方ないのですが、意図して構成すれぱシンプルにはできるかと。気軽に相談できる先輩を出すとか。

    もしくは仕切り直しの際に、状況を整理して説明することです。先生とか、そういう役割を持たせればそう難しくないはず。
    問題からすぐに答え探しにいったり、新たな謎が増えるからややこしくなるわけで、一旦区切って読者にわかりやすく状況を伝えるタイミングを設けるとよいかと思います。書き手の頭の整理もし易くなりますし。

    とにかく、問題解決中には新たな問題を増やさないこと。複雑化する前にさっさと(一話か二話で)片付けてしまうこと。ややこしく感じたらキャラに整理させること。

    この辺りを徹底させれば、読みやすくなると思います。

    追記。
    うわっ、これは大ポカですね。失礼しました。最近通勤中に読んでたので、スマホだとどうしても字が小さくて……と言い訳w

    ただ、凪だとしても「しぼむ」という言葉にリンクする気がしません。そっちの方が誤読の原因かと思われます。これが「消えた」とか「静まった」とかなら、文脈から見直せたので。そういう意味では不適切かと思います。

    作者からの返信



    またまた貴重な分析をありがとうございます!
    なんだか今回分だけで最敬礼したくなる質量のコメントをいただいた気分なんですが……ええと、先に「凧」の件ですけれども。

    甚だ恐縮ながら、問題の箇所にルビを振るとこういう日本語になります。

    凪(なぎ)のように光と音がしぼんだ。

    はい、おそらくはお読みになっているフォントの問題で紛らわしい印象になったのではないかと。
    あるいは、「湾多ならこういう比喩も書きかねん」と思われたか(それはそれで誉め言葉として解釈いたしますが)。それともか、今回は趣味全開の文章だったんで、毒気にお当たりになったかとも邪推したりして ^^。
    フォントの問題が絡んでいるのであれば、こちらしてはあまり打つ手はないんですが、念のためルビを入れておきました。読み違い事例の一例の裏には十例ぐらい隠れてると思うんで。

    >封印でなく、「全員に与える方法はないか」という議題に移ったようですが、ここの部分も誰かのセリフで明記したほうがわかりやすいかと。

    ここは全く配慮してませんでした(ぬいぐるみ趣味を全開にしてて何も考えてませんでした)。論点の変化が今ひとつきれいに浮き出てないなとは思ってましたが……おっしゃっていただけるとその通りですね。要改訂箇所に追加しておきます。

    >このシリーズ読んでいて気になるのは、問題が明示される前に議論が始まって、後から問題、そして回答が出るというパターンが多いことですね。

    とうとう言われてしまったという感じです。うーん、たぶん、この「美緒とチューバ」に限らず、他の過去作でも近作でも、無意識にやらかしてるような気がします。どうもそういう傾向があるようだと、一度自己分析してから、留意するようにはしてるんですが。

    >事情を知らない一年生が主人公なので、このパターンが増えるのは多少仕方ないのですが、

    そうですね、一年生が右往左往する感じが出せるもんだから、これまた無意識のうちに、本作では多用してしまってたような気もします。いただいた改善策を参考に、改めて全体を見直していきたいと思います……しかしこれはでかい作業になりそうだな w。まあ、ぼちぼち進めていこうかと。

    >とにかく、問題解決中には新たな問題を増やさないこと。

    すいません、これ多分、この先に何箇所かあります……。一応今現在もこの作品、あちこちに手を入れてる最中なんですが、梶野さんが読み進めるまでに善処しきれんところも多々あるだろうなと思いますんで……今から自己申告しておきます。

    本作に関するコメントだけで、優に小説作法の本一冊分に相当するアドバイスをいただいているような気がします。特に今回のこれは抜本的な分析ですね。謹んで押し頂きます。ひたすらに感謝です。


    7月16日追記
    初回からコメントをざっと見直してみると、追記を頂いているのを割合見落としてたケースがあることに改めて気づきましたので、今更ですがお詫びとお礼を。いずれも貴重なサジェスチョンで、さらなる気づきをたくさんいただきました。ありがとうございます。

    「しぼむ」だと、なるほど「タコ焼き」のような連想が働いてしまいかねないかも w。見ていた幻像が、すーっと遠のいていくっていう感覚なんですけど……「凪」そのものが不適当なんでしょうかね。一度リセットして描写を探してみます。ご意見いただけてよかったです。

    編集済