猫を飼う。その行為に至る理由は、人それぞれあるだろう。
その容姿に癒されたいと思う人も、そのツンデレぶりがいいという人も、気まぐれをきどる姿がかわいいという人も……、それこそ理由は千差万別かもしれない。
しかし、猫を飼う、そこには、多くの責任と覚悟が必要なのも事実なのである。
このエッセイの著者の経験を、手本にしよう! 真似をして! ということではないが、一度くらい、目を通しておいても良いと思う。
それだけ、かわいいと思える猫たちのことを真剣に考えてほしい……。それほどの経験談が、このエッセイには詰まっている。
『どうして私は猫に支配されるようになったのだろうか』
著者のこの言葉に、多分な愛情が込められてると思うのは、わたしだけだろうか……?