HELLO; WE PROVE PART 3

仲間を求めて

別に自分らしく生きたいなら

そうすればいいし

あるいは空気を読んでいたいなら

そうすればいいし

あるいはどっちも疲れてきちゃったら

やめればいいし

ただそれだけの話なのに

みたいな話は面倒臭くなる話題なんだろうね

僕らはいずれにせよ一律的な方向を目指してる

いずれにせよ世の中の多くの人たちはたぶん

“徹底的に話し合う“ってことが、あんましたくないんだ

そもそも論として一人で何もかもやろうってのは無茶よ

相手は固定観念の塊よ

君だってまともに話せるようになるまで何年もかかったでしょ

一人で何もかもやろうってのは無茶よ

当然共有している“であろう”前提とか

当然浸透している“であろう”文脈とか

そういうの全部わきに置いた方がいい

無駄に悩むぜ

まともな感覚を持っていれば

“日本にも差別があるかもしれない”

→“私も差別をしているかもしれない”

→“う〜む…”

→“だとしたら、気をつけよう”

ってなるはずなんだが

それが“ないものはないのだからない、

ないものを証明するのは悪魔の証明だ”ってなるわけでしょ

“世の中”っていうものに対しての向き合い方が真摯じゃないよね

とにもかくにも世の中の多くの人たちはたぶん

“徹底的に話し合う”ってことが、あんましたくないんだ

人を救いたい、人を救おう、という人を

冷笑する、嘲笑する

というそんな人こそ最も救いが必要な人なのに

“自分は救いが必要な人間で在る”ということを、認めない

認めたくないんだ

不平等で不公平な社会が現に存在すること

それを認めてしまったら

自分は“駄目な人間”になってしまう

“寄らば大樹の陰”

“長いものに巻かれろ”

“武士道とは死ぬことと見つけたり”

“自分は適応できていない”ことを自覚したくない

だから、問題がある、と言う人を叩く

そしたら、自分はこの社会に適応できている、

ということになるから

的な

とまあ、36篇ほどやんややんやとやってきましたが

のんびり行きましょう

その日、その時、その場所でなんとかできたら一番いいけど

地道にコツコツとやっていこうよ

のんびり行きましょう

意味がないこともないと思う

とにかく君は独りじゃない

それは確かなんだ

だから––––