第53話:アーク刑事 激 スペシャル

プロローグ

俺の名は、月虹 激。

通称、アーク刑事 激。

何で、俺が戻って来たかって?

それは、まっ、聞いてくれ。

それじゃ、スタート。

チャプタ―1

ここは、署である。

そこには、明一と美佐が居た。

「久々に、激から連絡があったで。」

「どんな内容よ?」

「戻ってくるらしいんよ。」

「一年ぶりね。」

「まだ、終わらへんって事かいな。」

「それは、何とも言えないわね。」

チャプタ―2

俺は、アークトマホークに乗って、署の近くを走っていた。

「この近くだったよな。」

「後2kmぐらいの場所まで来ているぞ。」

俺は、そこで、怪しい人物を発見した。

そいつからは、近づいてはいけない異様な気配を感じた。

「ん、何だ、あいつは?」

「フードをかぶっている?」

「こっちに来るぞ。」

「逃げられそうにない。」

チャプタ―3

俺に近づいて来たのは、「フード」という名の人物であった。

「初めまして。刑事さん。俺は、フード。よろしく。」

「フード? この俺に、何の用だ?」

「ほんの小手調べさ。イイナリ。」

フードは、イイナリという名の戦闘員を十体も召喚した。

「ギョイ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、イイナリ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―4

「クククッ。さすが、アーク刑事 激。」

「何故、俺の事を知っている?」

「それは、お前が正義の味方だからさ。」

「どういう意味だ?」

「そのうち、理解るはずだ。クククッ。」

「何だと?」

「俺は、現実世界にも異世界にもVR世界にも行けるのさ。」

フードは、消えるように去って行った。

「何なんだ、あいつは?」

「やばい奴かもしれないな。」

チャプタ―5

俺は、署へ辿り着いた。

「明一。美佐。久しぶり。」

「おっ。何処に行っとんたんや?」

「変なのが、うろちょろしているのよ。」

「あのフード姿の奴の事か?」

「いろんな場所に出没しとるんやと。」

「それが、正義の味方が戦っている現場ばかりなのよ。」

「どおりで、でも、あいつは?」

「接触したらあかんて、課長が言っとったで。」

「激。課長が呼んでいるわよ。」

「ああ。今から行くさ。」

チャプタ―6

ここは、課長室である。

そこには、龍一が居た。

「御久しぶりです。課長。」

「おお。激か。その後、調子は、どうだ?」

「相変わらず、元気です。」

「そいつは、良かった。座ってくれ。」

「課長。話って、何です?」

「フードについてだが。」

「あのフード姿の奴ですか?」

「ああ。あまり、深追いするな。あいつについては、

 データや資料があまりにもなさすぎる。」

「でも、誰かが奴を止めないと。」

「奴を倒そうとした者が、何人も敗れている。」

「それは、知っていますが。」

「なら、慎重に調べてくれ。」

「はい。それは、心構えています。」

「ふっ。相変わらず、タフな奴だな、お前という奴は。」

「我が道を行く。それが、俺のモットーですから。」

「話が長すぎたようだな。行って良いぞ。またな、激。」

「失礼しました。」

チャプタ―7

ここは、敵の組織の本部である。

そこには、首領という名の謎の人物とフードが居て、会話をしていた。

「クククッ。会って来たようだな。」

「はい。あいつが、間違いなくアーク刑事 激かと思われます。」

「そうか。クククッ。そいつは、面白い。フードよ。そいつに、

 真実を教えてやれ。」

「仰せのままに。」

チャプタ―8

俺は、アークトマホークに乗って、小山辺りを走っていた。

「何も起きていないみたいだな。」

「奴の気配がするが・・。」

「この近くに、フードの奴が居るという事か。」

「ん、騒ぎ声がするぞ。」

「どうやら、この近くのようだな。」

「加速して向かうぜ。」

チャプタ―9

ここは、荏原である。

そこには、フードが居て、ビルの屋上で、資料を確認していた。

「クククッ。正義の味方も勇者も悪の組織も、この手の中。

 全て、うまくいっている。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「ここまで来るとは。」

「フード。何を企んでいる?」

「企まなくとも、そうなるのさ。」

「何の話だ?」

「正義の味方や悪の味方や勇者は、戦ってよい戦闘回数を超えると、

 手のつけられない得体のしれない者と化してしまうのさ。」

「だったら、俺が止めてみせる。」

「そいつは、不可能だ。誰にも止められない事なのさ。」

「たとえそうだとしても、俺が方法を見つける。」

「何とも、おかしな事を言う奴だ。お前が倒したモーントも、

 元正義の味方だった事を忘れたとでも言うのか?」

「それじゃ、倒すしかないって事なのか?」

「理解が早いな。クククッ。イイナリ。」

フードは、十体ものイイナリを召喚した。

「ギョイ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、イイナリ達を一掃した。

「キエーッ。」

「まだ、戦う時ではないのでな。」

フードは、消えるように去って行った。

「あいつを止めないと。」

「でも、居場所が掴めないぞ。」

「一度、署へ戻った方が良さそうだ。」

「それは、正解かもな。」

チャプタ―10

俺は、署へ辿り着いた。

「フードについて調べさせてくれ。」

「ええけど、あまり近づいたら、あかんような気がするで。」

「仕方ないわね。これが、奴の足跡よ。」

「湿っている?」

「何だか知らへんけど、濡れとったんやと。」

「人間じゃないのかも?」

「水で出来ているとか?」

「そんな奴、居らへんって。」

「そうだとは、言い切れないわよ。」

そこへ、龍一から連絡が入った。

「課長?はい、理解りました。今から、伺います。」

俺は、課長室へ向かった。

チャプタ―11

ここは、課長室である。

俺と龍一は、会話をしていた。

「フードについて、教えて下さい。」

「あいつは、違法実験で作製された怪人だ。」

「誰が、そんな事を?」

「それについては、今をもってしても不明だ。」

「って事は・・・。」

「奴が、全員始末したのかもしれん。」

「どおりで、奴は、何処の世界にでも行ける訳だ。」

「今の話は、真実だな。」

「どういう事です?」

「私は、異世界やVR世界に知り合いが居てな、そいつらの話と

 お前の話を繋げると、それが成り立つ。」

「余計に理解出来ない。」

「そう難しく考えるな。」

チャプタ―12

そこへ、フードが出現した。

「知られてしまったか。まあ良い。ここで、始末してくれる。」

「フード。どうやって、ここへ?」

「蛇口からさ。へへへっ。」

「激。フードを署の外へ出すぞ。」

「されなくても出て行くさ。へへへっ。」

「今度こそ、逃がしてなるものか。」

「ん、そこは、洗面台だぞ?」

「けっ。しつこい奴らだな。ついてこられるものなら、ついて来な。」

「追跡して来ます。」

「待て。私も同行させてもらうぞ。」

「え”ーっ?」

チャプター13

ここは、西五反田である。

そこには、フードが居て、イイナリ達に街を破壊させていた。

「クククッ。派手に破壊しまくれ。」

「ギョイ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

俺と龍一は、そこへ辿り着いた。

「課長は、隠れていて下さい。」

「何を言っている? (これを使う時が来るとはな。)」

「課長。何で、ブレスをしているんですか?」

「ふっ。気にするな。行くぞ。」

「創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激 フルアークフォームに、

龍一は、アーク刑事 激 エクストラに変身した。

チャプタ―14

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課。アーク刑事 激。」

「破壊を無双する創造の剣。幻衝怪退治課。アーク刑事 激 エクストラ。」

「フード。お前を逮捕する。」

「バカな奴らめ。こいつは、罠さ。クククッ。」

そこへ、俺が倒したはずの幻衝怪達が出現した。

「カワウソ。」「覚(さとり)。」「百目。」「塗り壁。」「青坊主。」

「から傘。」「おんもらき。」「テン隊長。」

「課長。行きましょう。」

「ああ。激、一思いにな。」

チャプター15

「乱幻衝。アークレーザー。」

「乱幻衝。アークマグナム。」

俺と龍一は、幻衝怪達を狙撃しまくった。

「ウワーッ。」

「炎幻衝。氷幻衝。雷幻衝。」

龍一は、炎と氷と雷を同時に想像して、突撃して来た塗り壁と青坊主とから傘と

テン隊長に向けて放った。

「ウワーッ。」

「幻衝力事典:虹の章。」

俺は、突撃して来たカワウソと覚と百目とおんもらきに向けて、術を唱えた。

「ウワーッ。」

「聖幻衝。アークフレア。」

龍一は、両手から、融合させた幻衝力を放った。

「ウワーッ。」

「アークパルサー。」

「アークエクストラ。」

「アークライトニング。」

「アークディスティニー。」

俺と龍一は、幻衝怪達を狙撃した。

「任務完了。」

「ギャーッ。」

幻衝怪達は、爆発して消え去った。

チャプタ―16

「フード。おとなしく、投降しろ。」

「これ以上、抵抗するな。」

「するものか。出でよ、異世界の番人「ヴァルケス」。」

フードは、ヴァルケスという名の怪人を召喚した。

「フード。任せておきな。」

「こいつは、現実世界の怪人と異世界の怪人とVR世界の怪人を

 核酸操作して誕生させた怪人さ。お前らに倒せるかな? へへーん。」

「本気で倒すしかなさそうだ。」

「激。そう熱くなるな。それこそ、奴の思うつぼだ。」

チャプター17

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺と龍一とヴァルケスは、互いに攻撃しまくった。

「貫幻衝。ヴァルケススピン。」

ヴァルケスは、幻衝力を付加したドリルを放った。

「ウワーッ。」

「そして、ヴァルケスランチャー。」

ヴァルケスは、幻衝力の重火器で、俺達を狙撃した。

「ウワーッ。」

「課長。ヴァルケスは、俺が何とかします。課長は、フードの方を。」

「理解った。気を付けてな。」

龍一は、フードの元へ向かった。

チャプタ―18

「これが、俺の新しい姿だ。はーっ。」

俺は、自分のブレードギラーを体内に吸収した。

すると、俺は、アークモードになった。

「支配者(アーク)を倒す虹(アーク)となれ。」

「な、何だと?」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺とヴァルケスは、互いに攻撃しまくった。

「ふっ。こしゃくな。ヴァルケスホールド。」

ヴァルケスは、幻衝力を付加したムチで、俺を叩きまくったが、

俺は、びくともしなかった。

「そ、そんなバカな。俺のムチが効かないだと?」

「おあいにく、破壊の波動は、無効化出来るんでね。

 それに、たとえ無敵であっても、今の俺には、無意味さ。」

「何だと? 喰らえ。ヴァルケスインフェルノゲイザー。」

ヴァルケスは、全身から、幻衝力の波動を放ちまくった。

「おりゃーっ。」

俺は、強行突破した。

「な、何なんだ、お前は?」

「ブレードギラーブラフフェニックスレジェンド。」

俺は、白銀の不死鳥に姿を変えて、ヴァルケスを貫通し突破した。

「ヌオワーッ。」

ヴァルケスは、大爆発した。

チャプター19

龍一は、フードと対決をしていた。

「やるな。初代アーク刑事 激。」

「よく御存じで。まっ、良い気は、しないがな。」

「クククッ。面白くなりそうだ。」

「フード。観念しろ。」

「するかっての。クククッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

龍一とフードは、互いに攻撃しまくった。

「この俺に、歯向かうとは、良い度胸をしているな。」

「ならば、喰らえ。融幻衝。ゲマトフレア。」

フードは、右手から融合させた幻衝力を放った。

「ウワーッ。それなら、こちらも本気で行かせてもらうまでだ。アークブラスト。」

龍一は、両手から、幻衝力の虹を放った。

「ウワーッ。くっ。こしゃくな。槍幻衝。ゲマトロンギヌス。」

フードは、幻衝力の槍を放ちまくった。

「ウワーッ。だが、ピンチは、チャンスでもある。」

「何だと?」

「狙幻衝。アークブラスターゼロ。フルパワーシュート。」

龍一は、フードを至近距離で狙撃した。

「ウワーッ。」

フードは、大爆発した。

チャプター20

俺は、龍一と合流した。

「課長。行きましょう。」

「ああ。派手に決めるぞ。」

「脚幻衝。はーっ。」

俺と龍一は、飛び上がってから一回転し、俺は、ヴァルケスに、龍一は、フードに

フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

「激。あのふたりを浄化するぞ。」

「アークドラフト。」

「アークバルカン。」

龍一は、アークドラフトを、俺は、アークバルカンを右手で持って構えた。

「聖幻衝。アークリヒトシンフォニー。」

「聖幻衝。アークヴンターバール。」

龍一と俺は、ヴァルケスとフードを同時に浄化した。

「エントシュルティグングーーーッ。」

ヴァルケスとフードは、消え去った。

「任務完了。」

チャプタ―17

フードは、すぐに復活した。

「こうなったら、あの御方を召喚するまでだ。御出で下さい。アーク様。」

フードは、アークを召喚した。

「あ、あいつは、破壊神アーク。アークと名乗る破壊に目覚めた者達の御本尊。」

「何だって?」

「クククッ。見せてもらおう。正義のアーク(虹)ども。はーっ。」

アークは、全身から、破壊の波動を放った。

「ウワーッ。」

「大した事は、ないな。クククッ。」

「召幻衝。アークテリオン。」

俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、アークテリオンを人型に変形させた。

「アークフリート。」

アークフリートは、宇宙の果てへ向かった。

チャプタ―18

アークフリートは、宇宙の果てへ辿り着いた。

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

アークフリートとアークは、互いに攻撃しまくった。

「喰らえ。アークヘレティック。」

アークは、破壊のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。これが、奴の力?」

「このままだと、確実に敗れてしまうぞ。」

「何をしても無駄な事。フハハハーッ。」

「一体、どうすれば?」

「どの技も、奴には、効きそうにない。」

チャプタ―19

その時、龍一は、何かを思いついた。

「激。私のブレードギラーも使え。」

「理解りました。」

龍一は、念で、俺にブレードギラーを渡した。

「それじゃ、行きます。」

「気をつけてな。」

俺は、アークの元へ向かった。

チャプタ―20

俺は、アークの元へ辿り着いた。

「アーク。そこまでだ。」

「良く来たな。ちなみに私も、元正義の味方だ。支配を極めた結果、破壊の波動に

 染まってしまったのさ。クククッ。」

「そんな事、俺が止めてみせる。」

「愚かな奴め。全て、我と共に滅びるのだ。」

「そうは、いくかっての。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺とアークは、互いに攻撃しまくった。

「見るが良い。破壊の心得というものを。デストリィ―オブゲマトリア。」

アークは、全身から破壊の波動を放ったが、俺は、ブレードギラーで斬り裂いて、

打ち消した。

「な、何だと? 異世界とVR世界で史上最強の我の技を・・・。」

「それがどうした? 俺には、そんな話、どうでも良い話さ。」

「強がりおって。ほざくな、人間。クククッ。」

「だったら、見せてやるぜ。俺のアーク(虹)の力というものをな。」

「アーク(破壊の波動に染まりきった支配者)を倒すアーク(虹)か。ふざけるな。」

「行くぜ、アーク。」

俺は、大自然の力と自分の気と魔力と幻衝力を一つにして、ブレードギラーに伝えた。

「ブレードギラーアークセイントディザスター。」

俺は、ブレードギラーの刃先から、全エネルギーを放出した。

「は、破壊こそ、真に最も強い力なのでは?」

「それは、既に力とは、言えないな。」

「し、支配こそ、全てだーーーっ。」

「・・・。」

俺は、黙ったまま、アークを一刀両断した。

アークは、超新星爆発みたいに大爆発して完全に消滅した。

「任務完了。」

チャプタ―18

三日後、ここは、署である。

俺達は、話をしていた。

「もう、行かないと。」

「何や、早いもんやな。」

「また、連絡してよね。」

「さみしくなるな。」

「また逢えるはずですって。」

「それもそうやな。」

「相変わらず、ピザ臭いけど。」

「安心しろ。この街は、私達に任せて、さっさと行けーーーっ。」

「それじゃ、このへんで失礼します。」

俺は、アークトマホークに乗って走り出し、その場を後にした。

チャプタ―19

俺は、二子橋辺りを走っていた。

「何かが居るような気がするな。」

「あいつは、フード。」

俺は、アークトマホークから降りた。

「クククッ。ここで始末してくれる。」

「そういう訳には、行かないな。創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

チャプタ―20

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課。アーク刑事 激。フード。

 お前を逮捕する。」

「クククッ。こいつらは、俺様の言いなりだ。」

フードは、十体ものイイナリを召喚した。

「ギョイ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、イイナリ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―21

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺とフードは、互いに攻撃しまくった。

「喰らえ。ゲマトオベリシックレイン。」

フードは、幻衝力の槍の豪雨を降らしまくった。

「壁幻衝。」

俺は、幻衝力の壁で防ぎきった。

「クククッ。お前に、覚悟は、あるのか?」

「そんなものはない。止めてみせるさ。」

「無駄なあがきだな。」

「はーっ。」

俺は、両手から幻衝力を放った。

「ウワーッ。クククッ。」

「斬幻衝。アークヒールブレイク。」

俺は、フードを一刀両断した。

「ぐはっ。わ、私は、何度でも復活出来る。私を倒せる者が現れるその時までな。

 フハハハーッ。」

フードは、爆発して消え去った。

「任務完了。」

エピローグ

チャプタ―1

ここは、署である。

「あいつ、今頃、何しとんやろうな。」

「きっと、戦っているはずよ。協力せずには、いられない性格だから。」

「ああ。あいつは、そういう奴さ。そこだけは、昔から変わっていないけどな。」

「そろそろ、戻らへんと。」

「私達のやるべき事って、激の手助けになるかも。」

「さっさと任務に戻れ。」

「はーい。」

チャプタ―2

「止めに行くぞ。」

「策は、あるのか?」

「やれるだけの事は、やってみるさ。」

「その表情じゃ、本心だな。信じるぜ。」

「それより先に、腹ごしらえだな。」

「も、もしかして、またピザか?」

「御名答で、大正解。」

「あ、あのな。まっ、良いや。」

「さっさと行ってくれ。」

「それじゃ、突っ走るぜ。」

アークトマホークは、加速した。

「激は、やっぱり、ピザ臭えーーーっ。」


                    ― 完 ―

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アーク刑事 激フレンズ SEASON3 埴輪でござる @tonvery2365

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