第52話:破壊をびょーんとさせる救命士

チャプター1

ここは、センターである。

「一件も無しか。」

「毎日、そうとは、限らない。」

「いわゆる暇ってやつ。」

「言うな。きつくなる。」

「たまには、ありかも。」

「これが良いのか、悪いのか?」

チャプタ―2

ここは、アクアラインの隠しフロアである。

そこには、レイドが居た。

「却様まで敗れるとは。仕方ない。あの手を使おう。」

そこへ、大勢のテサキがやって来た。

「ピャピャッ。」

「集まったな。行くぞ。」

「ピャピャッ。」

チャプタ―3

俺は、ゲレヒティピャーに乗って、深大寺元町辺りを走っていた。

「残るは、レイドのみか。」

「それは、違うな。インボイスという奴が居る。」

「何だ、そいつは?」

「顔の化け物みたいな奴さ。」

「そいつが、BOSSって事か。」

「ああ。そいつも、元正義の味方だが・・・。」

「きりが無さそうだな。」

チャプタ―4

ここは、深大寺東町である。

そこには、ウングリュスプレクトが居て、街を破壊していた。

「クククッ。全てを溶かしてくれる。はーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「ゲレヒティチェンジ。」

俺は、正義の味方代表 アシュラモードに変身した。

チャプタ―5

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊をびょーんとさせる救命士。正義の味方代表。御注意下さい。」

「テサキ。」

ウングリュスプレクトは、十体ものテサキを召喚した。

「ピャピャッ。」

「シュート。」

俺は、テサキ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプター6

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺とウングリュスプレクトは、互いに攻撃しまくった。

「溶幻衝。ウングリュアシッド。」

ウングリュスプレクトは、幻衝力の溶解液を吐き出した。

「ウワーッ。ゲレヒティカードが。」

「クククッ。来な。」

「アシュラの響音。」

俺は、両手から、融合させた幻衝力を放ったが、跳ね返された。

「ウワーッ。」

「ザコは、引っ込んでろよ。」

「いや、まだだ。ぶれーどいギラーゲレヒティフェニックス。」

俺は、不死鳥に姿を変えて、ウングリュスプレクトを貫通し突破した。

「グヘーッ。」

「ゲレヒティスピーカー。」

俺は、ゲレヒティスピーカーを両手で持って構えた。

「聖幻衝。ゲレヒティダンクバール。」

俺は、ウングリュスプレクトを浄化した。

「ゲ、ゲミュートリヒッヒーッ。」

ウングリュスプレクトは、レイドだった。

「ぴょぴょーんと。」

「あ、あれ、戻ってるし。」

レイドは、消えるように去って行った。

チャプタ―7

「おのれ。許さんぞ、正義の味方代表。はーっ。」

インボイスは、破壊の波動を放った。

「ウワーッ。ん、何だ?」

「クククッ。災害こそ我がエネルギー。」

インボイスは、次々と災害を発生させた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「あいつを止めないと、地球が。」

そこへ、ゲレヒティオリクトがやって来た。

「斗部。行くぞ。」

「ああ。理解った。宇宙へだな。」

俺は、ゲレヒティオリクトに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、ゲレヒティオリクトを人型に変形させた。

「ゲレヒティフリート。」

チャプタ―8

ゲレヒティフリートは、宇宙へ辿り着いた。

「地球が小さく見える。」

「かなり、離れたが。」

「で、インボイスは?」

「この先だ。行くぞ。」

「ああ。急ごう。」

チャプタ―9

やがて、ゲレヒティフリートは、インボイスの元へ辿り着いた。

「あいつが、インボイス?」

「どうやら、そうらしいな。」

「クククッ。我が名は、インボイス。答えを破壊で返す者。」

「そんな事、誰も望んでなんかいない。」

「私達で阻止する。」

「クククッ。出来るものか。愚か者め。はーっ。」

インボイスは、幻衝力の光を放った。

「ウワーッ。」

「斗部。お前に託す。」

ゲレヒティフリートは、俺にパワーを与えてから、ゲレヒティオリクトに戻って、

勢い良く地球に落下した。

「ゲレヒティフリートーっ。」

チャプタ―10

「ちゃんちゃらおかしいな。」

「おかしくなんかない。」

「ほう。一人で、どうやって、我を倒すというのだ?」

インボイスは、全身から、破壊の波動を放った。

俺は、ブレードギラーで打ち消した。

「こ、こしゃくな。はーっ。」

インボイスは、災害の力を幻衝力に変換した。

「我と共に滅ぼして進ぜよう。」

「滅びるのは、お前だけだ。うおーっ。」

「何だ、この力は? 喰らえ。」

インボイスは、幻衝力を放った。

「へっ。このくらいとはな。次は、こっちから、行くぜ。」

俺は、自分の気と魔力と幻衝力を大自然の力と一つにして、ブレードギラーに付加して、

巨大なツチブタの幻覚を出現させた。

「ブレードギラーアシュラダンクバール。」

俺が、そう叫んでブレードギラーを振りかざすと、巨大なツチブタの幻覚は、

インボイスを浄化しつつ、貫通し突破した。

「災害の力が消えてゆく。」

「おりゃーっ。」

俺は、ブレードギラーで、インボイスを一刀両断した。

「わ、我は、元正義の味方だぞ。」

「そいつが、どうした? 俺に対しては、そんな事、どうでも良い。」

「な、何だと・・・・・。」

インボイスは、超新星爆発みたいに大爆発して消滅した。

チャプタ―11

三日後、俺は、ゲレヒティピャーに乗って、新木場辺りを走っていた。

「やっと、終わったな。」

「いや、まだ、終わってない。」

「どういう意味で言っている?」

「この事件の真犯人は、首領と名乗っている奴だ。」

「首領?」

「ああ。捜すぞ。」

チャプタ―12

ここは、若洲である。

そこには、首領が居て、ライカン兵達に爆弾を仕掛けさせていた。

「クククッ。ここを破壊すれば、大騒ぎだ。フハハハーッ。」

「キエーッ。」

「何、インボイスが? クククッ。まあ、良い。次の獣帝が居る。気にするな。」

首領は、エナジードリンクを一気飲みした。

俺は、そこへ辿り着いた。

「ゲレヒティチェンジ。」

俺は、正義の味方代表に変身した。

チャプタ―13

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊をびょーんとさせる救命士。正義の味方代表。御注意下さい。」

「ライカン兵。」

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―14

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺と首領は、互いに攻撃しまくった。

「喰らえ。幻衝光線。」

首領は、幻衝力の光線を放った。

「ウワーッ。ゲレヒティカード。」

俺は、首領にゲレヒティカードを投げ付けた。

「ウワーッ。仕方ない。幻衝力ガス。」

首領は、全身から、幻衝力のガスを放った。

「くっ。毒ガスか。ウワーッ。」

「止めだ。必殺:遮断機潜り。」

首領は、遮断機のバーを上げて潜ったが、すぐ戻って来た。

「あ、危ねえ。どうだ、参ったか?」

「脚幻衝。はーっ。」

俺は、飛び上がってから一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

首領の仮面は、真っ二つに割れて落下したが、下に同じ物をかぶっていた。

「クククッ。面白い奴だ。フハハハーッ。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。

「逃げるな。」

エピローグ

チャプタ―1

ここは、センターである。

「斗部が、戻って来れないって。」

「仕方ない。来るまで、二人で、何とかするぞ。」

「って、無茶だよね?」

「それだけは、言わないでくれ。」

チャプタ―2

俺は、ゲレヒティピャーに乗って走っていた。

場所は、想像に御任せします。

「奴を追わないと。」

「戻らなくて良いのか?」

「あの二人なら、大丈夫さ。」

「今さらって、感じだな。」

「そういう事さ。」

「だったら、OKさ。」

ゲレヒティピャーは、加速した。


破壊をびょーんとさせる救命士。正義の味方代表。御注意下さい。


                 ―完―

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