第6話

 懐から鍵を取り出して鍵口に挿し込み開錠しようとしたが、中身の機構が若干錆びついているのか、軽く回せば突っかかりを感じさせて、ヴァンは修理の願いを管理人に言わなきゃな、と先程までの心境を忘れたような呑気さで一つ溜息を吐いた。

 突っかかったら少し戻してもう一度捻り直す、というのを何回か繰り返して後にようやく鍵が開く。

 ヴァンはごくりと喉を鳴らしてドアノブを強く握った。と思ったら、もぞもぞと握りなおすような、指をそれぞれ蠢かせるじれったさを見せて、ヴァンは傍目で誰が見ても分かるようなあからさまな緊張を滾らせた。しかしいる時間などないのも強く自覚している。

 

(ええい、ままよ!)


 内心で発破、というよりは自棄やけに近いが兎も角、ヴァンは内心で勢いづいて扉を引き始めた。しかしその速度は彼の勢いに反して非常に緩慢で、老朽化した扉の金具がきぃ~、と女性のか細い悲鳴のような音を奏でて、僅かに空いた隙間からはじんわりと仄かに暖かい部屋の空気が這い出てきてヴァンの体を優しく包んだ。その空気のなかに香ばしい動物の油が焼けた香りが紛れていて、ヴァンの鼻を擽り、起きてから空きっ腹である彼の食欲を激しく誘った。同時に耳へ届いた、激しく油が弾け肉が焼き上げられる音。咄嗟にベーコンっぽいな、と無意識のうちにヴァンは考える。

 

(……まだ、調理中みたいだ)


 ヴァンはそう察して、ホッと安堵の息を漏らす。なら時間に怯えて緊張する必要もないなと、ヴァンは今度は堂々と手早く扉を引いて、そして部屋中に届くように大きな声で言った。


「ただいま、ゾフィー!」


 部屋に入り、ゾフィーの姿を探す。そうして見つけた彼女は、やはりヴァンの予想通りキッチンの位置に立っていて、ヴァンの声に反応してちょうどこちらへ振り向こうとしているところだった。

 

「おかえりヴァン。少し、遅かったな」


 ヴァンへと体を向けたゾフィーはその肩で切り揃えた蒼髪を困ったように揺らして、僅かに笑みを浮かべながら彼へと言葉を返した。それは早朝に似合わない彼の溌剌な挨拶に微笑ましさを覚えたからであり、そんな笑みをすることができる幸せを噛み締めたからであった。

 ヴァンは彼女の言葉の尻につけられた言葉に動揺を浮かべて、分かりやすく狼狽えて彼女へと尋ねた。


「ど、どのくらい?」

「といってもほんの少しだが」


 スンスンとゾフィーがその小ぶりで整った鼻を鳴らせた。ヴァンと彼女の間には少なくない距離があるが、明らかに自分の匂いを嗅がれているとヴァンは察した。一流の冒険者に一歩足を踏み入れている彼女の嗅覚は、同じく尋常ではないのをヴァンは知っているのだ。


「……シャワー浴びたほうがいい?」

「ああ」


 恐る恐るヴァンが尋ね、ゾフィーがにべもなく返した。ヴァンは少し肩を落とした後、双剣を外して壁に立てかけて浴室へと向かい、入ろうとしたその寸前、浴室の扉に手を掛けたヴァンにゾフィーが声を掛けた。


「なるべく早くな。その、朝食が冷めてしまうからな」

「もちろん」


 即答であった。ヴァンは笑みを浮かべて彼女へ返した後、風の如き疾さで浴室へと入っていった。





「ごちそうさまでした」

 

 湿り気を帯びた金髪に火照った頬。タオルを首に掛けいかにも風呂上がりといった相貌のヴァンはベーコンの油が付着した皿の前を前に、一杯になった腹を摩りながら満足気に息を漏らした。ゾフィーは幼気さを感じさせるヴァンの仕草に小さく、ほんの少しの笑みを浮かべて皿に残る最後のベーコン、その一切れを口に運んだ。

 分厚く、そしてあまりに塩気が強すぎるそれを難なく咀嚼し飲み込んだゾフィーは一つ、ヴァンに言おうとしていたことをふと思い出した。彼女は席を引いて立ち、キッチンのカウンターへと向かう。ついでにテーブルに残された、食べ滓が付いている空皿を回収して流しへと置いた。そうして手に取ったのは数枚の紙が重なった、少し分厚い一部の新聞。上端に『デイリーデルトドック』と小さく刻印されたその新聞をゾフィーはヴァンへと手渡し、ある一か所を指さして、悔し気に顔を歪めて言った。


「見ろ。紅の奴ら、どうやらを超えたらしい」

「え、ホント!?」


 驚愕し、目を見開いたヴァンは彼女が指差した見出しを食い入るように見つめた。そこには『新進気鋭のグループ“紅の蝶”、バベルギ第七階層を突破』と大々的に書かれた見出しと、ピースサインを浮かべた四人が写った白黒写真、そして、彼らへと行われたインタビューを含めた凡そ千文字程度で構成された、突破に至るまでの紆余曲折が書かれていた。やれリーダーの扱う剣技はまさに蝶の舞だとか、やれ培われた友情はまさに鋼の如しだとか、書き手のおだてりが延々と連なった文面をヴァンは愕然として見詰め、やがて絞り出すように言葉を口から出した。


「最近まで僕らと一緒の階層だったのに……」


 “紅の蝶”はヴァンとゾフィーの半年ほど前から活動している冒険者グループであり、代謝が激しい、よく死んで、よく新たに冒険者が誕生するユシルの感覚でいえばそこそこの先輩にあたるグループなのだが、バベルギの探索速度や面子の華やかさなどからよく引き合いに出され、いつしか本人達も否が応に互いを意識するようになって、なし崩しにライバルのようなものへとなっていた。

 近頃では並んで七階層を攻略していたが、この一欄。ヴァンとゾフィーにとっては遅れを取った次第である。

 

「差をつけられてしまったな」


 腰に手を当てて、やれやれといった様子で呟くゾフィー。そんなゾフィーを苦虫を潰したような顔で見つめていたヴァンはすぐさまその相貌を消して、力を感じさせる瞳と強い口調で言った。


「僕達も追いつこう、絶対に」


 ヴァンとて悔しい、悔しくないわけがない。だから無類の努力を積むと誓ったのだ。如何に躓こうとも歩みを止めずに彼女と共に夢を追うことを心へ刻んだヴァンは、後ろを見ることなどしない。

 ゾフィーは彼の言葉の力強さに思わず目を丸くして彼を見て、一昨日とはまるで違う、炎すら垣間見えそうなその瞳と視線が重なって、嬉しそうに微笑んで、彼女もまた力を感じさせる瞳で言った。


「ああ、勿論だ……!」


 ところで、とゾフィーが話を切り出したのは朝餉から幾分かが経って、ヴァンが淹れた珈琲をソファーに座って二人で飲みながら、甘党の彼女がほろ苦い香りに思わず顔を顰めたときだった。覇気を滲ませるヴァンに触発されたのか、ブラックに挑戦すると言って聞かなかったゾフィーの、あまりに予想通りすぎる反応に苦笑いを浮かべていたヴァンは何だろう、と改めて腰を深く座り直して耳を向けた。


「今朝、やけに焦ってなかったか」


 ぎくり、と体を固まらせたヴァンは努めて平静に口を開いた。 


「う、う〜ん。そうかな……?」

「………はぁ」

 

 ヴァンのあまりに素直すぎる反応に思わずため息が出るゾフィー。彼と付き合いが長い彼女が少しでも頭を働かせれば、何故そうなっていたかなど容易く察することが出来た。


「どうせ、昨日の今日で朝食に遅れたらすごく申し訳ない、とかいらない気でも回したんだろう」

「うっ」


 図星だった。思わず息を詰まらせたヴァンは目線を右往左往と揺蕩わせて、指先で自身の頬をぽりぽりと掻いて、ゾフィーはそんなどこか幼気な彼の仕草にくすりと笑った。

 




「……ありがとう」

「………うん」




 §




 神樹の根本、雑多な人の集団が入り混じった、ホールと呼ばれるその場所にヴァンとゾフィーは各々の装備を身につけて立っていた。


「傷埋め薬にハクバク草と臭い袋、それとアカシの根」


 比較的人通りが少ない、店々が並んだその裏の路地のような場所に移動した二人は腰にぶら下げたポーチをがさごそと漁って、各々の持ち物の確認をし始めた。

 患部に塗れば擬似的な肉となり、止血を容易く行える塗り薬。唾液を付けることで瞬く間に白煙を撒き散らす、針葉樹の分厚い葉のような形をした青草。獣の害意を惹くことが出来る結晶が入れられている、口が固く結ばれた小さな巾着袋。

 いずれも神樹バベルギの産物。彼の地の一層、二層で比較的多く析出されるそれらは準秘宝とされるものであり、流通も多く安く手に入れることができるため、探索を行う冒険者にとっては七つ道具の一つとも呼べる。

 その他に、水と小さな栄養食、小さく折り畳まれた背嚢はいのうなどがポーチにあるのをしっかりと確認したヴァンとゾフィーは路地から這い出て、人の波へと潜っていった。

 そうして流れに逆らうことなく、二人は人海に揺蕩うようにしばらく歩いて、やがて一つの場所に辿り着く。

 そこには、一輪の花があった。人と人が溢れるホールの、ヴァン達が辿り着いたその奥にはぽっかりと円形に不自然に人が失せた場所があって、その中央に、根本から雌蕊の柱頭まで真っ白に染まった一輪の花が侘しく、寂寥と咲いていた。

 集団はそこに向かい、そして蜃気楼のように姿を消していく。

 『水面の花』。神樹バベルギの真芯に咲いたその真白の花は、バベルギと世界の境界に咲いた花であり入り口、決して触れることのできない不可侵の神秘である。人々は水面の花へと溶けていき、そうして何時か、ヴァン達と水面の花の間には何も無くなって、ヴァンとゾフィーは集団の最前にいた。


「準備はいいか、ヴァン」

「うん、大丈夫」

 

 二人は互いの手を握り、水面の花へ歩いていった。一歩、また一歩と近づくたび、肌が震え体が紐のように解けてしまうような、しかし不思議と恐怖はなく、いっそ快さすら感じる暖かい解放感がヴァンの胸奥を衝く。

 美しい景色は目に焼き付く。ならばこの世ならざる、未踏の神秘が息吹く悍ましき魅惑を持ったバベルキの景色もまた、目に焼き付くのか。否、バベルキの絶景は魂すらも焼け焦がし、不滅の憧憬となる。そして水面の花にて魂に焼き付いた彼方の情景を想うことで、人は初めて神樹へ足を踏み入れることを許されるのだ。

 ヴァンとゾフィーが歩きながら頭の中へ思い浮かべたのは、葉の葉脈の一筋から土の中で眠る無数の髭根の一つまで、全てが金属のような質感を持った冷たい藤色の大森林。

 無機質染みた木が無数に生え経つそこは、バベルギ第七階層『鉄海林』。

 

「よし、行こう」

 

 ゾフィーがそう言い、ヴァンは彼女の目を見て頷いて一歩更に進んだ瞬間、二人の姿は霧のように水面の花の虚空に掻き消えた。

 手足がぼやけるような感覚とともに、純白の空間がヴァンの視界を埋め尽くす。ユシルからバベルギ第七階層へ転移、その狭間にある白の空間の僅かな、瞬きほどの時間を挟んで明らかな空気の変質をヴァンは肌身で感じた。


(何度やっても慣れないなぁ、これ)


 鼻腔を擽ったのは鼻の奥を突く血のような鉄の香りであった。辺り一面は藤色に染まり、空に埋め込まれた発光石の光を受けて、鋼の木々はきらりと艶やかに光を受け流す。夜明けほどの薄暗さのなか辺りを軽く見渡せば、直近の右の木に水面の花が一輪、咲いているのが見れた。

 

「だいぶ落ち着いた場所に出れたみたいだ。気をつけていこう」

「油断なく、な」


 もちろん。とヴァンは静かに返事をして、繋いでいた手を離した。

 足で地面の土を擦るように払えば、乾燥した土は埃のように軽くふんわりと舞い、小さな砂塵を起こす。漂ってきた土の香りを嗅いだヴァンは僅かに顔を強ばらせて言った。


「乾燥してる」

「………協会が誤った情報を発信するとはな」

「そんなこともあるよ。………まぁ滅多にないけど」


 湿り、乾き、バベルギの土壌は不規則な周期で変容し、そこに棲まう神樹生物もまた同様にその生態を変える。故に、協会はバベルギ内部の土壌が変質した際には勧告として、ホール内の至るところに変質を知らせる上りを置くのだが、どうやら今回のそれは誤報らしい。滅多にない、と言ったが少なくともヴァンとゾフィーが冒険者になってからにおいては、協会が観測を違えたことなど一度もなかった。

 もう帰ったほうがいいかも、とヴァンは逡巡するが右手の木に咲いていた水面の花が消えたことで身近な帰還手段が無くなったため、少し探索してからでもいいか、と考えを改めた。

 余談だが冒険者の主な帰還方法として、神樹のどこかに無作為に咲く水面の花を使うことの他に、とある商会が卸している、食むことで擬似的な水面の花を再現できる『アカシの根』という準秘宝を使用する、という二つの方法がある。尤も、後者のそれは非常に高額で、そもそも所持している冒険者自体が少ないうえ、例え持っていてもあくまで緊急用として使用するのが殆ど。 

 凡その冒険者は、どこかに咲いている水面の花を探すのが通常である。


「ともかく、細心の注意を払いながら進もう」


 ゾフィーはヴァンにそう注意を促しヴァンもまたしっかりと頷いて、二人は不気味で、しかし異質な美しさを持つ藤色の森を歩み始めた。

 囀りも虫の鳴き声もない鋼の森は生命の息吹を感じられず、あたかもどこかの風変わりな芸術家が作った作品の中にいるみたいだった。だがここは神樹バベルギ。ならば勿論、外の世界では想像もつかない神樹生物が何処かに隠れ潜み、何時でもその牙を剥き出しに冒険者の喉元を睨んでいるのだ。

 二人は四方八方に意識を飛ばしながら慎重に歩みを進める。

 そうして張り詰めた緊張の中でしばらく歩いて、ヴァンが額から垂れてきた一筋の汗を鬱陶しそうに右手の袖口で拭ったその時、ジャリ、と土を踏みしめたような小さな音が彼の耳に届いた。


「ッ!ゾフィー!」


 叫びつつ瞬時に抜剣。ヴァンが叫んだ次の瞬間に、ドン、と爆発音のような音が鳴ったかと思えば、何かが目にも止まらぬ早さで彼を目掛けて飛来していた。

 それが何かを察したヴァンは咄嗟に双剣を十字に、腕に沿うように構えて飛来するそれを待ち構える。その途端、猛烈な衝撃が双剣を通り越してヴァンの体を突き抜けた。否が応にヴァンは体ごと後退り、地面に縦の線が二本薄く刻まれる。


「大丈夫か!?」

「もち、ろん……ッ!」


 鍛えた体幹をもって衝撃を往なし、姿勢は決して崩さない。堪えたヴァンは飛来した何かを地面に叩きつけるように振り払って、自分の方へ駆けてくるゾフィーに応えながら、すかさず双剣をギロチンのように眼下に振り下ろす。

 衝撃に悶えていた藤色を纏った何かは、金属が軋むような音を奏でながらヴァンに三つへ分断され、ギュルっ、と耳障りな断末魔をあげながらその躯を灰へと変えていった。


「無事か」

「うん、音に気づけたから対処は間に合ったよ。そうだよね、乾燥しているならハリマイデンもいるか」

 

 辺りへ目線を巡らせ、八方を油断なく警戒しているゾフィーがヴァンにその安否を問えば、ヴァンは簡単に応え、荒んだ様子もない息を一つ吐いて自分のミスを戒めた。

 砲弾めいた速度と質量でヴァンに襲い掛かってきたそれの名前は『ハリマイデン』と呼ばれる、鉄海林にのみ生息を確認されている神樹生物である。人の頭ほど巨大な蛞蝓なめくじの姿をしたハリマイデンは、乾燥状態にて粘着質を帯びる身体を持ち、それを使い落葉した鋼の木の葉を鎧のように纏って、外見とは裏腹の俊敏さを生かして豪速にて敵対者に突進するのだ。

 鋼の葉は鋭利に澄み、刃物に勝るとも劣らない殺傷力を持つ。それを無数に纏い、目にも止まらぬ速さで飛び上がり空を駆るハリマイデンはそれだけで脅威足りえ、移動の静寂性も相まって大抵を殺し得る。無論、ヴァンやゾフィーほどの冒険者であればその限りではないが。

 ドン、と爆発音がゾフィーの背後から響く。

 すかさずゾフィーは背を翻し、自身に向かって飛んでくるハリマイデンを目視すれば真っ直ぐ、垂直にレイピアを向けた。飛来してきたハリマイデンは血を撒き散らしながらゾフィーのレイピアへと、身に纏った鋼の葉すらも貫かれてその身を自ら串刺しにしてしまう。それはゾフィーが持つ強靭な膂力と人並外れた体幹が成せる殺害技であった。


「流石」

「不意を衝かれなければこれくらい、お前でもわけないだろう」


 ゾフィーの言葉にどうかな、とヴァンは自信がなさそうな顔で苦笑いを浮かべた。

 そんなヴァンを傍目に崩れ始めるハリマイデンの体。ゾフィーは剣に纏わりつく躯と灰塵を、まるで血でも払うように雑に大きく振って払った。

 そのまま納刀した二人は、再び藤色の森を闊歩しだす。

 二人が目指すのはバベルギ内の異空間に在る階層と階層を繋ぐ、赤い水面の花。それは場所毎に異なる異彩を放つ階層間の一方通行な階段であり、橋渡しである。

 また、赤い水面の花は尋常のそれと同じく、消えては現れを無作為に繰り返し、その場所が常に一定にあることがないうえ、階層上に一輪しかないことが判明している。つまるところ、出逢えるかは物の運であり、運命に微笑まれた者だけが次の階層へと歩みを進めるのだ。

 

「一旦、休憩を挟むか」


 鉄海林には大地を暖かく照らし出す天道も無ければ、黒空を慎ましく彩る星々の光も無い。見上げててもあるのは土の天蓋と、そこに埋まる発光石だけである。

 故に空模様も無く、眺めても昼夜など分かるはずもない。しかしそれでもヴァンが空を窺ってしまったのは地上を生きる人にとっては仕方のないことなのかもしれない。

 ゾフィーは懐から、傷が目立つ古びた懐中時計を取り出して、短針が指した数字を窺った後、ヴァンへ休息を提案した。

 探索を始め、時折り筵のように生えた鋼の落葉を躱しながら歩いて早くも数時間が過ぎており、栄養補給も兼ねた休憩としては丁度良いタイミングで、ヴァンとしても両手を挙げて賛成した。

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