ビールと熱い夜
冷えた缶ビールで乾杯して
疲れを癒しあった
いつかの暑い夜
帰り道は手も繋げなくて
微妙な距離がもどかしかったね
空になった缶ビールを横目に
必死に愛し合ったいつかの熱い夜
別れた後も体は火照っているのに
縮まらない距離が苦しかったね
目の前にある その手に 肌に ココロに
触れられたら
どんな気持ちになっていくんだろう
届かなくて
せつなくて
たのしくて
しあわせで
まるで汗をかいた缶ビールの温度みたいに
中途半端なわたしたちの関係
ふたりの距離はどれくらい
縮まったのだろう
蒸し暑い夜に
クーラーつけて
あなたの帰りを待っている
専用のグラスも冷えているからね
となり同士 同じオカズをつついて
乾杯しよう
今夜も熱くなっていく
【詩集】「きみとなら強くなれる」といったあなたへ あけぼの @haluwaakebono
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★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 4話
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