第2話
「それでは硬式野球部の入部テストを行う。種目は3つ。50m走、遠投、フリーバッティング。1番から10番はフリーバッティングから、11番から20番は……」
名将の呼び声高い、四王司監督が目の前にいる。文武両道の名門校として全国的にも有名な新和第一高校の硬式野球部を率いて12年。選手からの人望も厚いとされる甲子園請負人が、眼前1メートルにいらっしゃる。
それだけでも大興奮だというのに、ましてやこれから、スカウト・部活動推薦組以外の入部生を決めるトライアウトが始まるなんて。そこに参加できるなんて! そわそわするし、背筋はむず痒くて落ち着かない。甲子園球場でのルーズヴェルト・ゲームから足掛け9年。遂にこのときが訪れた。
「新和第一野球部で甲子園を目指す」―― あの夏から変わらない、俺の唯一無二の目標だ。そのためだけに塾とリトルリーグを掛け持ちする日々を送ってきたわけで。野球推薦は夢のまた夢で終わったけれども、一般入試はどうにかクリアできた。入学できた今、このトライアウトが最後の壁と言えるだろう。これさえ乗り越えれば、あとは野となれ山となれ……の、はずなんだが。
「―― 9秒2!」
「はっ、はぁっ、はっ……」
たった50メートル。ブルペンに沿って、野球部の部室があるクラブハウス棟の前まで走るだけなのに、俺にはその50メートルがとんでもなく遠い。
ストップウォッチ係の先輩が読み上げた俺のタイムは、ほとんど自己ベストと言っていいものだ。が、隣のレーンを走っていた同じテスト生はとっくにゴールしていたし、多くの先輩やトライアウト生たちも苦笑いを浮かべている。プッと誰かが吹き出す声さえした。
「え、マジ?」
「女子?」
「オレの彼女、吹奏楽部だけど8秒台だった気が……」
バックネット裏はひそひそざわざわと、俺の話題で持ち切りになっている。
「アイツ、バッティングも全然当たってなかったよな? 初心者?」
「受験番号は?」
「ゼッケン9番」
「9……あった、安養寺光太。セカンド希望でリトルリーグ経験あり、だって」
「あれで?! どういうことだよ、誰か知り合い、いねぇの?」
「逆に気になる」
特別落ち込むつもりはなかったけれども、どうしても沈んだ気分になるのは否めない。気にするなと自分に言い聞かせたところで、周りが遅くなるわけでも、俺の足が速くなるわけでもない。鈍足で、バッティングセンスもゼロで、動体視力もからきしという事実は残念ながら変わらない。
名門野球部への愛や憧れや思い入れなら、今部員として名を連ねている先輩たちにだって劣っていない自信がある。けれど、野球の―― いや、スポーツのセンスは自信がない。皆無だ。
少年野球チームでもずっと、ぶっちぎりで一番へたくそだった。『下手の横好き』とはまさに俺のことだと身をもって知っている。仲間からは同情されるか笑われるかのどちらかだったし、コーチたちも、真面目にやってもちっとも上達しない俺を、いつも複雑な顔で見ていた。どんなに筋トレをしたって筋肉はつかないし、だからといって少しきつめの練習メニューをこなせば、その夜は決まって食事を戻してしまう。スポーツ大好き、野球大好きにも関わらず、身体のほうはびっくりするほど運動を好んではくれなかった。
要するに、生まれつき俺は、筋肉がとびきり付きにくい、運動に不向きな体質なのだ。
「何でうちの入部テスト受けてんだ?」
「俺も思った」
「記念受験?」
嘲笑にも似た笑い声が聞こえる。既に赤いだろう頬が、さらに羞恥で熱くなる。とはいえ、彼らの意見は至極もっともだ。甲子園常連校で、部員の大半はスカウトや推薦で入ってくる名門の野球部に、タテにもヨコにも大きくない、筋肉もセンスもないひょろひょろの運動音痴が入部を希望しているのだから『おいおいマジかよ』と思われても仕方がない。俺も、第三者として俺を見ていたら、何かの間違いじゃないかと二度見するだろう。
肩で息をしながら、たかが50メートルの全力疾走で目がちかちかするほど体力のない自分を呪う。こちらをチラ見しては申し訳なさそうに笑う先輩たちが羨ましい。どうやったらその身体になれますか。俺だってそうなりたいです。
「そういうこと、言わないほうがいいよ」
突如、強い口調で彼らを諌める女子の声がした。女子の先輩なんかいたっけ。驚きの余り苦しさも忘れて首を上げる。練習着の輪の中に、制服姿の女子が一人、混ざっていた。襟元に学年別の校章バッジが見える。緑色だ。俺たち1年は赤、3年は青だから、どうやら2年生らしい。
マネージャーだろうか。長い髪をきゅっとポニーテールにしてひっつめている。そのせいもあってか目が猫のように釣り上がっていて、あぁ切れ長ってこういう目のことを言うんだろうなとぼんやり思った。
「品性、疑われる」
なんとばっさりいくんだ、この美人?! 反感買うんじゃない?! 大丈夫?! と焦ったのは俺だけで、先輩たちは
「さーせん」
「うす」
と、大人しく同意して口を噤んだ。
バックネットのフェンスの向こうから、アーモンド形の目に見据えられる。ぎくりとする間もなく、美人は即座に目を閉じて会釈のように頭を下げた。「ごめんなさい」と言われたのだと理解した。けど、とんでもない、と伝えるには、どうすればいいのだろう? 大したコミュ力もなければ、女友達もほとんどゼロの俺には対処方法が分からない。
とにかく何か言わないと、ありがとうでいいのかな。慌てて口を開いたけれども、なかなか言葉が出てこない。発声の仕方がわからなくなるほど、俺はテンパっているらしい。非モテ街道を驀進してきた俺には、少々刺激が強すぎる。
あの、と言いかけたところで大音量の笛の音が響き渡った。
「部員、トライアウト生、集合」
四王寺監督だ。いいのか悪いのか、さっぱり分からないタイミングだ。
試合前の整列みたいな形で、トライアウト生は正規部員と監督の前に並んだ。部員列の中央には監督、一番左端のホームベース横には、先程の美人が立った。隣に立つ先輩がちらちら彼女を見ている。俺も多分、そこにいたらそうしてる。
「トライアウト受験、ありがとうございました。合格者は4名」
反射的に目を瞑った。奇跡を信じて祈りを奉げる他、この瞬間にできることもやるべきことも思い当たらない。神様! と思ったのも束の間で、俺の受験番号は耳の穴をかっぽじる間もなくすっ飛ばされた。
「―― 以上。他の者については、申し訳ないが不合格ということで。入部はご遠慮いただければと思います。それでは、お疲れ様でした」
左右様々な方向から、溜め息や小さくよっしゃと呟く声が聞こえた。喜ぶ側の一人になりたかった。パチパチパチパチ、労いの拍手らしきものがまばらに響いた。努力しても報われなかった者にオツカレサマデシタという言葉を手向けるのは残酷なことだと、齢15にして思い知る。
「合格者のうち、入部の意思が決まっている者はこの後―― 」
名将が滔々と何かを述べている。けれどその話はもう、俺に向けられたものではない。トライアルは終わり、俺の高校野球人生も終わった。高校球児になることすら叶わずに終わったのだ。
夢の終わりを宣告され、急に目の前が真っ暗になった。
ある程度、覚悟はしていたつもりだった。何せ、この10年で5回の甲子園出場を果たしている名門校だ。文武両道として勉学にも力を入れている分、甲子園を目指す中学生だけでなく保護者層からも支持が厚い。学業面でも難関校なうえ、野球部に入部できるのは基本、スカウトまたは推薦で入部してくるメンバーのみ。今年みたいに部員数に空き枠がなければ、トライアウトだって開かれることはなかっただろう。
誰でもウェルカムというような、広く門戸を開けてくれているスタンスの学校でも部でもない。甘くないことは分かっていた。伊達にファンだったわけではない。
でも四王司監督が俺に眠っているポテンシャルを見出してくれるんじゃないかと都合のいいことを妄想したり、熱意が伝わって特別に入部許可が下りたりするんじゃないかと思ったり。マンガみたいな奇跡が起こるのではないかと、少し……いや、かなり夢見ていた。平々凡々な俺にもミラクルの一つや二つ、起こり得るのではないかと思っていたけれど、どうやら期待過剰だったらしい。
……だからと言ってハイソウデスカと諦められるかと言えば話は別だ。
俺の努力を、他ならぬ俺自身が入学からたったの2日で無碍にするわけにはいかない。昔、誰かに聞いたことがある。『できるまでやるのが本当の努力だ』、と。
ここであっさり引き下がったら、後悔する。俺の頑張りを、俺が無に帰してはならない。
「あの! ちょっと、待ってください」
既に背を向けて歩き出していた甲子園請負人へ訴える。四王寺監督が、首だけで俺を振り返った。ぎょろりとした目は愛嬌があると言われることも多いが、間近で見ると足が竦むほどの強い眼力で、喉が引き攣る。
「どうした」
柔らかいトーンだけれども厳しさが伝わってくる。視線だけで異論は認めないと言いたいのが分かった。さすがは『四王司なくして今日の新和第一はあらず』と謳われるだけの人物だ。怖い。でもここで諦めて、3年間いじけて学校に通うことになるのはもっと怖い。
「お願いします、入れてください!」
だろうと思った、というように四王司監督が嘆息した。
「夢だったんです。新和第一で、四王司監督の下で甲子園に出るのが。だからここに入学して、それで!」
監督だけじゃなく、先輩たちや他のテスト生たちの視線も集まっていることに気が付いて、途端に体中が震え出す。でも、笑われても怒鳴られても、ドン引きされても構わない。俺は今、9回裏2アウト2ストライクのバッターボックスに立っている。ここで粘らないで、いつ粘る。これを逃せば、チャンスはきっともう、ない。一世一代のお立ち台になるかもしれないと自分に言い聞かせて、唇をめいっぱい広げる。
「どんなキツイ練習にも耐えます、だから」
「不合格というのは、何も意地悪で言っているわけじゃない。付いて来れないと判断したからだ」
監督は俺の希望を削ぐように、淡々と事実だけを紡ぐ。周りがざわめいているのが分かる。視線の野次は鋭さを増して俺を突き刺す。針の筵にいるみたいだ。でも負けたくない。まだ打てるはずだ。その一心だけで酸素を吸う。
「小学生の頃から、新和第一野球部の大ファンでした。この思いは誰にも負けない自信があります」
「ありがとう、気持ちは嬉しいよ。だがもし入ったとして、練習に耐えられたとしても。はっきり言って君は、ベンチ入りすらもできないだろう」
「それでも、構いません!」
自分でもびっくりするほど大きな声が出た。美人が息を呑んだのが分かった。驚かせてごめんなさい。もう少し、俺に時間をください。
「ここの野球部に入りたい、たとえレギュラーになれなくても野球部に携わりたい、その思いだけで新和第一への入学を決めたんです。お願いします、入れてください!」
「熱意は買うよ。でも」
「選手が無理なら、マネージャーでも何でもいいです! お願いします!」
……その一言は、ほとんど考える前に口をついて出たものだった。どんなに懇願しても結局ダメで、恥をかくだけでNGに終わるんじゃないかと気が気じゃなくて、とにかく何とか言わなければと、言い訳を探すように口を動かした結果だ。
そこに寄越された回答は、NGではなく
「え?」
という、何とも間の抜けた疑問詞だった。
「え?」
他の誰かが、やっぱり疑問符付きの声を上げた。釣られるようにして俺自身も
「えっ……?」
と口走った。
妙な空気感が不安で顔を上げると、監督は『鳩が豆鉄砲を喰らった』という慣用句がぴったりくる表情をしていた。監督だけじゃない、先輩たちもだ。今までそれなりに張り詰めていると思っていた空気が、巨大なシャボン玉が弾けた後みたいになっている。
「マネージャー? 選手ではなく?」
確かめるように尋ねられる。畳み掛けるチャンスだと、再度頭を下げる。
「新和第一野球部に携われるなら、何でもいいです! マネージャーでもいいです、やらせてください!」
咄嗟の判断は成功した。監督はゆっくりと、OKの意を込めて頷いてくれた。
「それなら浜浦、頼む」
「はい! わかりました」
高く、きびきびとした返事が美しい。声の主はもちろん先程の美人だ。浜浦さんというらしい彼女が首を一度だけ縦に動かす。監督はそこに視線を送って、
「ありがとう」
と片手を挙げた。
「それじゃあ、そういうことで。後は浜浦に付いていくように」
「は、はい! ありがとうございます、よろしくお願いします!」
両手両足をそろえてもう一度深く礼をすると、先輩たちが拍手を始めた。一人、もう一人と、叩く手が増えていく。
「頑張れよー」
「よろしく」
「ありがとう!」
「カッコイイ」
トライアウト脱落組であるはずの俺が、いつの間にやらグラウンド全体から歓迎を受けている。気恥ずかしさもあるけれど、その10倍は嬉しい。
「ねぇ」
「あ、ありがとうございます……皆さん、よろしくお願いします」
「ねぇってば。あのさぁ、9番」
「あ、はい!」
あちこちに向かって頭を上げ下げするのに夢中になっていたら、浜浦さんから呼ばれているのに気付かなかった。ギャルグループ特有の、人を見下したような溜め息混じりの喋り方だな。そういえば、俺を小ばかにしていた先輩たちのことも辛辣な口調で諫めていた。見た目通りというのか、強気な人らしい。
「本当にマネージャー、やるの?」
「はい! あの、新和第一野球部に関われるなら、どんな形だって構いません。運動音痴ですけど、よろしくお願いします!」
「……とりあえず付いて来て」
「はい!」
学芸会の出番を終えた小学生みたいに、先を行く美人を追いかける。選手としては役立たずでも、サポート役なら案外できるかもしれない。懲りもせず俺は、自分にそんな甘い幻想を膨らませる。
浜浦さんのポニーテールが、歩くリズムに合わせて揺れる。緩んだ結び目から、後れ毛がしゅるりと落ちた。毛束に桜の花びらが引き寄せられては薙ぎ払われる。項の辺りで揺れる一束は、細い首筋と相まって目に毒だ。
気を逸らすためにも
「あの、これ、どこに向かってるんですか?」
と尋ねた。
「どこって、部室だけど」
「え? 野球部の部室って、さっきのクラブハウス棟じゃ……」
「野球部? そうだけど?」
「じゃ、後ろじゃないですか」
「何で野球部の部室に行くの。うちの部室よ、マネ室」
「……へ?!」
足が止まる。脳みそが汗を掻きだした。まさか、女子マネージャーの部室に案内されるのか? 俺が?! マネージャーというだけで、この冴えない俺が、そんな禁断の花園みたいな場所に?
俺が止まろうとあたふたしようとお構いなしに、浜浦さんは振り返ることもなく進む。防球ネットに沿って、真四角のグラウンドを東端へ。そこから今度は南方向へ。柔剣道場や、監督の控室である体育教官室の建つエリアへ向かって行く。俺は黙ってついて行くしかない。
前から来る下校組の生徒は、グラウンドの東側に設置されている裏門へ向かっているのだろう。何人かが、不思議そうに俺の顔を見ては目を逸らした。別の何人かは、がっつり睨みつけるような視線を寄越してきた。そのうちの1人の視線が、俺と浜浦さんとの間を2往復した。違います、そんな関係じゃありませんからご安心くださいと言いたいが、聞かれてもないことを見ず知らずの相手に言うのも妙な話だ。しかし、明日からの学校生活がちょっと怖い。
冷たいポニーテールに誘導されて、グラウンドの明るさが嘘みたいな薄暗いエリアへ向かう。暗いのは、南北に長い造りの長屋状の建物が西日を遮っているせいだろう。コンクリート打ちっぱなしの壁には、アルミサッシの引き戸と窓が交互に4つほど並んでいる。窓が曇りガラス状だからか、それすらグレーに見えた。何となくカビの臭いもするし、名門私立然としたキレイな校舎棟との差がひどい。こんな建物、あったのか。知らなかった。
「ここ」
浜浦さんが背中を向けたまま言う。指差したのは、アルミサッシ製の粗末な引き戸。『マネ部』と書かれた紙が貼られている。
己の眉間に皺が寄るのが自分でも分かった。見たことのない字面、聞いたことのない名称に戸惑いを隠せない。面食らう俺をよそに、浜浦さんは戸を叩く。アルミサッシだからか、目に見えて分かるほど派手に揺れた。
「浜浦でーす、開けまーす」
引き戸をスライドし、中へと入っていく。反射的にその後を追って、長屋の中へと足を踏み入れた。
室内は外壁と同じ、グレーの打ちっぱなしコンクリート。本当に照明が点いているのかと言いたくなるほど薄暗い。
10畳くらいの正方形ワンルームで、ドアの真正面には窓。その下にはカラーボックスを横にした形の簡素なロッカーが並んでいる。Tシャツや練習着が吊り下げられたワイヤーが数本、空間内を走っている。洗濯物? これがカビ臭の原因かもな。あとは木製の丸テーブルが一つと数客のイス、ところどころ皮の剥げた3人掛けくらいのソファしかない。テーブルの中央には手作りらしきチョコレート菓子が鎮座していた。女子マネージャーの手作り品? 俺にはハードルの高すぎる逸品だ。
お世辞にもキレイとは言い難い室内だが、空気はやたらと華やかだった。ソファに、イスに、キラッキラの一軍女子の笑顔が花咲いていたからだ。
「お疲れー」
と言うと、浜浦さんは続けて溜め息を吐いた。美人たちが首を傾げた。
「どうしたのさやか」
「もうお終い?」
「忘れ物?」
美人が3人と、厳つい男子生徒が1人。どこぞのハーレムかよ、ここ。
俺みたいな二軍男子には、花やら星やらを背負っているように見えて仕方ない女子たちがキャッキャッウフフと楽しそうにしている。
「てか、誰? それ」
一番派手な感じの美人が、ビシッと俺を指差した。短すぎるスカートと真っ赤なスニーカーに、明るい色のおダンゴ頭と色とりどりのヘアピン。現代アートの作品のような全身だ。本能が「距離を取りたい」と叫んでいるらしく、勝手に背がのけ反った。我ながら情けない。
「1年。マネージャー志望」
面白くなさそうに、浜浦さんが呟いた。
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