第3話 板の痛がり



 あからさまな板


 いたがってる板


 それは板ですか?


 イエス


 それは板


 男前な魚


 麗しい人魚


 とても素敵なショーウィンドウ


 みんなで仲良くダンスを踊っている


 マネキンだって恋をする


 そして人生を送っている


 みんな それを 知らないだけ


 知ったかぶりが 多いだけ


 なんでも かんでも


 ものしりになる板


 それは本当につらくない?


 いたくならない 心


 大丈夫


 大丈夫って言葉


 信用しないほうがいい


 隣の人は どういう人?


 素性知れない人なんです


 どれだけ はたして そうやって


 言葉を交わしていられますか?


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

不思議詩集7 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ