応援コメント

第90話 平家、凋落のこと」への応援コメント

  • 頼朝の子を身ごもった侍女も災難ですし、生まれた子も気の毒でしたね。
    頼朝は何を思ったのか。
    でも政子は有能ですし、得難い人物であることは確かですが。

    武功を上げたはずの義経が頼朝に討たれる――部分については触れなさそうですね!
    あまりに有名すぎますかね・・・

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    頼朝は、出産前は、恋の炎にのぼせてか、まったく理性が働かなかったのでしょうねぇ、、、いつものことながら。

    出産後にようやく理性が立ち返ってきて、男子が生まれた、まずい! これは火種になる、と、あわてて手を打った。このあたりの頼朝の対処が、明確・果断・しっかりしていたのがよかったと思います。(悲劇を生まなかった)

    生まれた子「貞暁」は、政治に巻き込まれることなく、京・高野山で、仏道者として、亡くなる四十六歳まで、静かな日々を送ります。政子も、晩年には貞暁に帰依。



    義経さんについては、この物語では、この一瞬だけの登場で、申し訳ないです(苦笑)

    頼朝と義経の分裂は、両者の性格の不一致が大きいと思うのですが、義経というのはこの時代、どんどんと現れてきた「功利主義」の第一人者・代表者で、貴族的な優雅さを好む頼朝は、どうしてもそれを好きになれない。

    源平合戦の「屋島の戦い」で、那須の与一が遠矢を打って、見事、扇を射落とした時、平家はみな感心して、返礼にと、船の上で見事な舞を披露する。これこそが、優雅なるつわものの戦いなわけです。

    この時、源氏側の大将・義経はどうしたかというと、舞をはじめた平家を見て「アホか、撃ち殺せ」と。で、平家の舞手は撃ち殺されてしまう。もしここに頼朝がいたら、激怒です。


    もうひとつ重要なのは、義経が、石橋山に間に合わなかったということです。頼朝が心から信じるのは、あの苦しい苦しい石橋山を共に乗り越えた者たちです。もし義経が、石橋山以前に合流できていれば、頼朝の義経への信頼度は、200%アップ。確実に、歴史は変わっていたでしょう。

    あーごめんなさい! かなり長文になっちゃいました!!