応援コメント

第22話 景義、少女に名を授けること」への応援コメント

  • 名前がない!?
    この間読ませていただいた『平安鎌倉よもやま話』にはたくさん名前の話がありましたが、
    庶民のそれも女子の名前というと、特に言及がなかったですよね。
    でも昔の子供はたくさんいるから、何か相性のようなものはあったのでしょうね。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!

    ふところ島という場所が、大庭御厨内でも、開発が一番遅れていたような辺境の場所なので、そこで畑を作っていたこのおとっつぁんも、かなり原初的な人々であることは、間違いありません。

    「娘」とか、「やや子」とか、呼びかけていたものと思われます。

    幼児の性格が定まってきたら、それに見合った名前をつけようという気持ちは、あったと思います。

    ……そういう人たちが住む辺境の地に来てしまった……というシーンでした^^

    余談ですが、、、

    「アイヌの人びとは、子どもが生まれるとすぐには名前を付けず、少し成長して子どもがどんな性格なのかはっきりしてきたら、その子にふさわしい名前を付けました」
    http://www.museum-obihiro.jp/riwka/culture/08

    ……このシーンを書いていた頃には、このあたりの話に、日本人の原初の習俗を考えていたように思います。