第25話 あれ?………あれ、ゆめ?



「っしゃああああ!!今日もやったるぞおおお!!」




朝からテンションが高いのには訳がある。なんと二日連続でノノちゃんに会えるのだ。



俺のマイスイートエンジェルノノちゃん。



二日連続はダメだと思ってたが、どうやら指名しても良いらしい。


ノノちゃんからも「また明日。」なんていわれちゃ連絡しない訳にはいかないだろ!!



「先ずは【収納系】のスキルをとりに、ふくろねず………」







「やほ。ごんちゃん。」





「キャアアアアアアアアアアアアアア!!!」



バタン!



扉を閉めた。



あれ?俺朝から指名してたっけ?んなわけねえよな?あれ?俺の操作ミス?




なんでこんなに早くからノノちゃんが俺の家に訪ねてくるんだ?




………夢か!?だってそうだろう!?朝から麗しのノノちゃんが玄関に立ってるんだ。それも可愛いフワフワな服を着ていつもよりも化粧が薄い!夜は夜メイクなのか気合いが入ってるが、今のメイクはあっさりとしてるのに素顔の可愛さが半端ないのでどちらにしても可愛い!




ピンポーン♪



「や、やっぱり……ノノちゃんだよな?」




家のチャイムを鳴らすのは先程のノノちゃんで間違いないだろう。


自然と出てくる口の中のは唾を飲み込むとゆっくりと玄関を開けた。



「むー…なんで閉めたの?」


「え、いい、いやさ?ノノちゃんが目の前にいたからビックリしちゃって………。」


「え、だってデザート食べに行くでしょ?ちょっと早かった?」


「え?デザート?あれ?断られたよね?俺?」


「ん?いつ?なんでも良いけど早くいこ?何処連れてってくれるの?」


あるぅえー?断られてなかったの!? いや、でもどちらにせよノノちゃんとデザート食べに行けるんだ!!もっとお洒落しなきゃ!!



「今から行くよ!!ちょっと待って!!直ぐ着替え直すから!!」



「ん。別にそのままで良いよ?」



「いや!直ぐだからすぐ!!」



そう言って俺は速攻で着替えて速攻で戻ってきた。

人生で1番早かったんじゃないだろうか?




「お、おまたせしました!」



「ん。じゃあ行こう?楽しみだね?」




そう言ってノノちゃんは俺の腕を組んではにかんでくれる。





惚れてしまうやろおおおおおおおお!!!いや、もう惚れてるんだけどさ?



こんな幸せな朝を迎えられて俺はもう死んでも良い。



町に出てもノノちゃんは俺の腕を組んでくれて、なんの変哲もない会話をしながら歩いて行った。




女の子とこんな日を過ごせるなんて夢みたいだ。








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遅咲きの30歳!モンスターコロシアムに出場して金を稼ぐ ウメとモモ @umeotomomo

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