彼らに好かれようとする必要はない
むしろ、彼らに好かれようとしてはいけません。
ここまで何度も繰り返してきた通り、彼らの目的は「踏みつける」のではなく「永久に踏みつけ続ける事」です。
何とか嫌われたのを挽回しよう、嫌われないように気に入られようとすると、相手はこれを「畳み掛けるチャンス」とみなします。
わざわざ敵を作るような事を考えず、最初から目をつけられないように立ち回る方が平和なのでは?
と思われるかも知れません。
彼らの、あらゆる「察しろ」を全て捌ききれるのであれば、それが理想的なのでしょう。
少なくとも、私には不可能です。
また、そうまでして心を砕いても得られるものは無く、頭のリソースを余計に食われて仕事も自分の成長もうまく行かなくなります。
ともすれば、そんな輩の為に変えた“自分”が、ちゃんと評価してくれていた人にとって望まないものであったとするなら、誰一人良いことはありません。
そして彼らの場合、最初に好印象を受ければ受けるほど、それが失望されるのが遅ければ遅いほど、後々の攻撃が苛烈になります。
当たり前ですが、機嫌を損ねた段階で「裏切られた!」と思われるからです。
言うまでもなく“裏切り”に対する憎悪とは、積み重ねた“信頼”に比例します。
彼らと上手く行っている人間には、必ず彼らにとって何らかの利用価値がある一過性の関係であるか、組織での立場が上であるから表立って楯突けないだけです。
彼らの攻撃を、表面上でも受けなくなるには、最低でも主任以上の、書類に付随される肩書きが要ります。
現状の私のような、名ばかりリーダーでは駄目です。
更に言えば、部長クラスでさえも、虎視眈々と楯突く機会を狙っているくらいです。
それさえも封じ込めて絶対の安心を得たいなら、もはや役員クラスになるしかありません。
誰もがおいそれと出来る事では無いのは言うまでもなく、それなら無視……もとい「喧嘩をお断り」する方が現実的です。
前々回、私がブラック前職で受けた被害のリストを見ればわかると思いますが……自己愛性PDとそのフライングモンキーにとって、ターゲットとは「法律やルールの庇護下に無い、何をしても許される存在」です。
レベル5の名称を「法に触れる越権行為」としたのは、このためです。
強要罪も脅迫罪も、このレベルまで到達した関係性では意味がない。
また、法律違反とまでは行かなくても「挨拶を無視」など、常識的にやらない事をされている時点で、人間とは見なされていません。
それが究極、何を意味するのか。
当然、殺人罪や過失致死も意味がないと言う事です。
学校のいじめで自殺者が出て、加害児童が良く言う「いじりのつもりだった」等の正体も、これが多いのでは無いかと考えます。
また、同じく前々回の被害リストで挙げた「強い目眩で病院へ行った事を大声で叱責」についても同様。
まず、これによって私は(前職を辞めるまで)金輪際、“目眩”を理由に病院へ行けなくなりました。
ならば次にまた目眩に見舞われ、それが脳梗塞の前兆であったとして。
死んだり後遺症が残ったら、誰が責任を取ってくれるのでしょう?
私はこの時、詰問に対して全て完璧に答えられました。事実を告げるだけで良いので。
それに対して相手も「そこまで理路整然と説明できるのであればモゴモゴ……」と、最終的には認めざるを得ませんでした。
しかし、嫌疑をかけた事への謝罪はおろか「今回は見逃してやる」と言わんばかりの態度でした。
何故なら、彼の認識では「私に何をしてもペナルティが一切無いからです」
リスクがゼロであるなら、それは誰しも言いたい事を好き放題に言い放つことでしょう。
私とて仮に「彼らが生まれてきた事を無かったことにするスイッチ」でも存在して、押してもなにも代償を払わなくて良いのであれば躊躇い無く押すでしょう。
正直、小さな子供を抱えている身として、彼らに存在を認知されているだけでも嫌なので。
ブラック前職では、やろうと思えば事故に見せかけた密室殺人も可能なのでは、と思ってしまいます。
フォークリフトに挟まれて死ぬように仕向けて、上には「自滅した」と報告すれば容易に通るはずなので。
私は現職の内定を(たまたま運良く)貰う直前、念のために遺書を書いていました。
自分が死んだ時に、二度と同じ馬鹿げた事が起きないよう彼らを社会的に抹殺するためと……あわよくば、会社からの賠償金と言う形で自分の命を還元して家族に遺す為でした。
(もちろん、本来の“遺言状”としての効力は皆無ですが、刑事事件としての物的証拠として認められた判例はあります)
しかしそれは、私がたまたま思い付いた事に過ぎず、誰しもそれが出来るとは限らない。
また、勘づかれれば、確実に握り潰しにかかってくる、どこまでも人間性の無いのが彼らやフライングモンキーと言う人達です。
さて。
ゲンさんのような人に遭遇した場合の対処法と言うお題目なのに、ブラック前職の事ばかりになりましたが。
私がゲンさんに感じている危機感、これを放置した場合の最悪のケースを、ここまで想定していると言う事が話の前提にあると、改めてご理解ください。
そろそろ数話のうちに、まとめに入る頃合いでしょうか。
次回は、改めて現職の事を書く予定です。
余談ですが、丁度これを書いている今日、ゲンさんの方からは断固挨拶をしてこない事が、彼の中で決まったようです。
私には無関係の事ですが。
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