「原発汚染水はアンダーコントロール」という大ウソで誘致した東京五輪。

「東日本大震災からの復興五輪にする」とも聞いた。

　そして今度は「コロナに人類がうち勝った証の五輪だ」と言われてどれだけの人が納得できるだろうか。

▼そんな折に森喜朗会長の舌禍事件！

○「老害」と世間の言ひし森〈翁〉の舌禍は瞬時に世界をめぐる

○〈最強の８５歳〉とふビデオ見て舌禍のやまぬ森〈翁〉を恥づ

○はからずも性差別発言に見ゆる無定見なる〈アンコンシャス・バイアス〉

▼さらに福島県沖の強い余震が追い打ちをかける。

　時事ドットコムニュースによると…東京電力は１９日「福島第１原発１号・３号機で格納容器内の水位が数十センチ低下」と発表した。

　低下ペースは１日数センチ程度で続いている。

　東電は「以前から配管などに損傷が見られ、損傷箇所が拡大した可能性もある」との見方を示した。

　…など穏やかではない。

▼舌禍事件に端を発した東京五輪組織委会長の騒動は政治介入で決着したが…。

○東京五輪組織委会長の騒動は五輪大臣の出戻りでちょん

○こたびの大山鳴動もおさまれば五輪大臣の出戻り劇か

▼延期決定から一年の今も「コロナ禍がアンダーコントロール」とは思えない。

「開催の決定は科学に基づいて行うべきである」というバイデン大統領の忠告に耳を傾け正気を取り戻そう。

▼２０２０年４月６日の本欄から再掲。

　…東京２０２０を早急に「夢の五輪」へ棚上げしてほしい。

　今後の状況によっては、冬の北京２０２２やパリ２０２４も同様だ。

　今の世界にオリンピックをやる余裕などないはず。

　日本から叫ぼう。

「世界中の知や金をＣＯＶＩＤ-１９対策に集中させたい！」と。

○今こそはオリンピズムに則りてパンデミックに立ち向かひたし

（２０２１０３０１）

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