第91話 台湾に学べ
世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルスの大流行をめぐる世界の対応を調査している独立委員会(IPPR)は「感染症が中国で最初に報告された際、WHOと中国政府はより迅速に行動できたはずだ」との見解を示した。
○中国の隠蔽体質なかりせばコロナなき世ののどけからまし
○WHOを手玉に取りし中国のめざす世界に安寧ありや
○コロナ禍の大波のなか海図なく地球丸は何処へ向かはむとすや
▼世界的な感染拡大が続くなか、台湾は市中感染を抑え込んでいる。
厚生労働省の『新型コロナウイルス感染症の現在の状況(令和3年1月20日版)』によれば…台湾(人口2300万人)における感染者は868例(死亡者7名)だという。
その謎を語るには紙幅が足りないので、是非とも2冊お読みいただきたい。
『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』野嶋剛(扶桑社BOOKS新書)
『国会議員に読ませたい台湾のコロナ戦』籐重太(産経新聞出版)
▼前述の厚労省集計には「日本国内での新型コロナウイルス感染症の感染者数は33万9774例、死亡者数は4647名となりました」とある。
○コロナ禍の第一波二波三波と揉まるる日本は船頭不在なるらむ
○コロナ禍に意地をはりあふ狐狸をりて弱き人らは泣くばかりなり
○「岩手でもコロナ感染死者出る」とふ記事の「高齢者」の字に合掌す
○イギリスの変異種コロナを運びしは検疫フリーのパイロット、嗚呼
▼二度目の〈緊急事態宣言〉が出された今、2020年7月に出版された(先述の)2冊を読み返して疑問がわく。
「台湾のような徹底した水際対策を取れなかった日本のコロナ禍は人災か?」
○コロナ禍に台湾モデルの凄さ知り「台湾に学べ」と今さら羨む
(20210125)
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