第80話 タバコフリー盛岡
2020年11月4日、ついに盛岡駅前〈滝の広場〉がタバコフリー。
…との由、ご同慶の至りである。
長年にわたる関係者の尽力に敬意を表し感謝する。
○県都の顔たる盛岡駅前〈滝の広場〉その喫煙所つひに消えたり
▼約3年前の投稿を思い出す。
「盛岡での転居先をさがし回っていたころ、道路沿いのハンギングバスケットに目を奪われた。きっと素晴らしい街に違いないと確信し〈開運〉という地名も気に入り決めた。
ところが残念なことに、ハンギングバスケットの脇には吸い殻入れが設置され、花の香どころか紫煙が鼻を刺す始末。
楽しみに出かけた〈よ市〉でも、大勢の買い物客は受動喫煙の被害者だった。
心から花を愛する街づくりにシフトして欲しいと思う」―。
▼震災後の県立高田病院外来でのこと…。
「タバコでも吸わないとやってられない」とか「支援物資でタバコが配布されたので吸い始めた」などと、よく聞いた。
▼喫煙者が気持ちよいと感じるのは、脳内のニコチン受容体から快楽物質が放出されるから…。
だがニコチンは短時間で無くなりイライラするため又吸う。
この悪循環から解放されるのは睡眠中だけだ。
単にタバコを吸えないイライラが解消しただけで、全てのストレスを忘れたように思うのは喫煙者の勘違い。
これこそがタバコに仕組まれた罠であり、依存性が強いと言われる訳でもある。
▼2012年9月5日〈震災とタバコの二重被害者〉救済も目指し、陸前高田市はマニフェストを発表した。
「陸前高田の次代を担う子どもたちとともに新しい町づくりを考える今、健康な未来をかけて水と空気のきれいな町づくりを目指すタバコフリー社会の実現を、全国に先駆けて提唱します」と。
▼コロナ禍の今「タバコフリー・イン・盛岡!」を改めてアピールしたい。
コロナ払いも念じつつ…。
(20201108)
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