第71話 権力の私物化
〈潰瘍性大腸炎〉は原因不明の難病だ。
そんな難病が「再燃した」とおっしゃる安倍晋三首相には「一日も早い寛解を!」願っている。
…と御見舞いを申し上げたうえで、七年余りの政権運営については辛口の一首を差し上げたい。
○権力の私物化問はるる安倍首相「潰瘍性大腸炎」にて辞任を決意す
▼共同通信によれば、2020年8月28日、小沢一郎衆院議員(国民民主党)は、安倍晋三首相の辞意表明を受けて、次のような談話を出したそうだ。
「安倍政権は国民でなく、自分たちのために仕事をする国家行政を完成させた」
「権力の私物化に関わるさまざまな事件について、真実を究明する必要がある」と、森友・加計学園問題を挙げて訴えた。
「安倍政権は国の倫理観・道徳心を破壊した。一日も早く国民の命と暮らしを第一に考える政権をつくらなければならない」と政権交代を目指す姿勢を強調した。
▼御意!
だが政権交代での苦い思い出が…。
2011年3月11日午後7時過ぎ「炉心溶融に至る可能性がある」と東京電力から報告があがっていた。
ところが当時の(民主党政権の)枝野官房長官は、これを記者会見で強く否定した。
「メルトダウンはしていない」と何度も映し出されたテレビ画面を私たち国民は忘れない。
その当時は「ない」とされた〈原子力災害対策本部会議〉の議事録が『議事概要』として再現されたことも…。
▼コロナ禍の先行きが見えず〈永田町〉も〈霞が関〉も当てにならない今だからこそ、小沢一郎議員の言を読み替えたい。
「岩手県を『吉里吉里国』にして、国民の命と暮らしを第一に考える政治を行わなければならない」と。
▼特別なものを作ったり組織を変えたりする必要など何もない。
岩手県民(いや吉里吉里国民)の意識改革だけで十分だ。
目先のニンジン目当てで(裸の王様に)忖度するのは…もうやめようヨ!
(20200907)
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