第39話 明けて五年日記

 令和二年に始めた五年日記も六日目。

 と書いている今…まだ令和元年十一月末である。


 四冊目の三年日記を買いに出かけたのに、いきおいで五年日記を選んでしまった。 

 あと五年〈爺医〉を続けられれば…と。

○三年日記の三冊終了さて次は五年日記で喜寿を目指さむ


 本屋で目に付いたのが平積みされた〈人生百年時代〉関連本の多さ。

 これだけ出版されているのは、(実際に売れるかどうかは別としても)話題性が高いということだろう。

 でも幾ら横並びが好きな日本人とはいえ「一億総百寿」と本気で思っているわけでもあるまい。


 閑話休題…五年日記を買った理由とは「三年日記だと、すぐに終わるから」だ。


 最近「歳とともに時間が早く過ぎる」と強く感じる。

 同じ感覚を二十年以上も昔の著書〈人生忠臣蔵〉で、数学者の森毅先生は〈Y=X2〉と看破。

○「人生は歳の二乗で過ぎてゆく」森毅氏の言を今に肯(こ)ふ


「生き急がなくても…」と笑われそうだが、一週単位で時は過ぎゆく。

 月曜の朝のルーティン…掲載紙を読み終えたら次号の原稿をメールで送る。

 そのあとは〈ハッピー・マンデー〉を待つだけ。

○月曜は〈モリオカ・ナウ〉の掲載日。休刊ならばブルー・マンデー


 老いの身に、備忘録的な日記は必須。

 さらに三年物や五年物なら人生の道しるべになる。

 たとえば、掲載された月曜日の欄に〈モリオカNOW〉の番号とタイトルを記録しておく。…と、季節ネタで書く場合の重複予防にもなる。


 令和二年は、暦どおりに〈Y=X〉のスピードでゆったり生きよう。

 元旦には、「ウォーク、ドント・ラン!」と(五年日記の目標欄へ)ザ・ベンチャーズ流で書くつもりだ。

○エイジング・パラドックスこそ有り難けれ。健康長寿の基なるべし


(20200106)

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