社畜と幽霊の怪異譚

@ichiya115

エピローグ

「あぁああああああああ!!!!やばいってぇぇっぇえええええ!!!!」

誰もいない夜の街を全力で走りながら、泣き叫ぶ。

いや、自分ともう一人?それとあと一匹いるんけど!

「あは、あははは〜、大変そうだねぇえ〜!」

右肩上の方から、呑気な声が響く。

後ろに迫る大きな口の気配を気にしながら、右肩方面を睨む。

「ここで俺が死んだらあんたのこと呪い殺してやる!」

「あはは〜、僕にそれを言うかい?」

そういって、彼は自分の足の方向を指差す。

その男の足はない。

そう、彼はもうこの世にいるべきではない存在。

幽霊なのだから・・・・・ 





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