第7話 16歳の手紙



11月2日。

私が初めて泣いた日。

この世界に生まれ落ちた日。


私は16歳になりました。

あらから長い年月を越えて

高校1年生になりました。


14歳の自分へ。

約2年越しの手紙を送ります。


まずは、遅くなってごめんなさい。

このアカウントを見つけるまで、

この記憶を思い出すまで、

随分と長い日がかかってしまいました。


でも、その代わり

たくさん話したいことが増えました。


一つずつ話していこうと思います。


1つ目

受験を終えたけど、夢の高校生活は意外と大したことなかったこと。


2つ目

天体に興味を持ったこと。


3つ目

ずっと夢だった図書館に行けたこと。


4つ目

あの時より、少しは自分が分かってきたということ。


5つ目

世界に興味を持ったこと。


最後に

好きな人ができたこと。


あの時のあなたが聞いたら

きっと目を丸くさせるでしょう?


けど、本当なんです。


とってもかわいくて、大好きな人が

私にもできたんです。


人生何があるか分からないものですね。






あの時の私へ。

あの時、死なない選択をとっくれてありがとう。


自傷行為、たくさんしたけど

今はもう傷は残っていないよ。


OD、リスカ、首絞め、

まだ、少しだけやっちゃうけど頻度は減らせているよ。


もっと自分を褒めてね。

もっと周りから愛されていることを理解してね。

あなたの周りは、あなたが思っているよりも怖くないし、温かいよ。






生きることに凄く怖がっていた私へ。


あなたはもっと世界を知って。

たくさん本を読んで、景色をみて、人と話してね。

好奇心旺盛なあなたなら、きっとそこに何か意味を見い出せるよ。


今の私がそうだから。


そうしたら、生きることが案外怖くないって分かると思うんだ。






私は今生きるのがすっごく楽しいです。

やりたいことがたくさんあります。

行きたい場所をたくさん見つけました。


ずっと一緒にいたいと思える人もいます。


私の周りに誰も居ないなんて思わないで。

周りの優しさを無下にしないで。



16歳の私から。

言いたいことはここまでです。



100歳まで生き延びてやります。




























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14歳の独り言 ℘ほたる @azumaya110206

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