第3話

すみません今回ちょっと短いですキリが悪くて




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 SIDE カイン


 私は、ロイトリンゲン王国のカイン・アルスドルフ子爵だ。

 家族は妻のヘレンと息子のフリードの3人家族で使用人を何人か雇っている。

 まあ、それは置いておいて、最近私の息子が言葉を話せるというのを聞いたばかりなのだが今日は、魔導書を読みたいと言ったらしい、1歳だぞ1歳、自分の息子がこんなに早く魔法に興味を持つなんて誰が考えるんだ?しかもフリードの部屋から3〜4部屋離れたここからでも感じるのだが、元々大きかったフリードの魔力が日をまたぐ毎に少しずつ大きくなっているのだ、誰だよ魔力操作による魔力増加の方法を教えたの、もう2年くらい経ったら教えようと思ったのに。まあ、魔法の基礎である魔力操作が出来るのだから魔導書を読ませても大丈夫だろう。ただ魔法を使うのは俺とヘレンの目の前だけにしておこう、そうすれば魔力暴走が起きても対処出来るだろう。


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 SIED フリード


 コンコン


「は〜い!」


「失礼します、フリード様旦那様がお呼びです」


「わかった〜」


 十中八九魔導書のことだろうな。


「シェリーつれていって」


「かしこまりましたフリード様」


 父上に会うのは久しぶりだな楽しみだ。おっと部屋が3〜4つしか離れてないからすぐに着くな。


「旦那様、フリード様をお連れしました」


「…入れ」


「しつれいします、ちちうえ」


 中に入ると父上は忙しそうにしていた指を止めこちらを見た。


「フリードよ、魔導書を読みたいそうだな」


「はい」


「ふむ、…いいぞ読んでも」


「え、いいの?」


 ダメ元で言ってみたけど本当に許可が下りるとは思わなかったよ。


「あぁ、ただし魔法を1人で使うのは禁止だ、もし使いたいのであれば私かヘレンに言いなさい」


「わかりました、ありがとうございます!ちちうえ」


「うむ、それともう1つ話があるんだが、シェリー少し2人にしてくれないか」


「かしこまりましたでは、失礼します」


 シェリーが部屋を出た、2人で話とはなんだろう?


「ちょっと聞きたいことがあってな一応2人にしてもらった」


「それではなしってなに〜?」


「ああ、フリードお前誰に魔力増加の方法を教わった?」


 魔力増加?ああ!前からずっとやってる魔力を動かすやつか。


「ちちうえあれはだれにもおそわっていません」


「なに?ならばお前は自分で見つけ出して今もそれをしていると?」


「はい」


 父上が椅子から立ち上がりこっちにくる。やばい怒られる!と思ったが父上のした行動は違かった。


「あの方法を自分で見つけられるとは、フリードは天才だな!」


 父上は俺を持ち上げながらそう言った


「なんだ呆けた顔をして、もしかして私に怒られるんじゃないかと思ったんだろう」


 正直本気で思いました!


「そんな訳無いだろう、親ってのはな自分の子供の成長が嬉しいんだ、そりゃあ最初は驚いたさ、もう2年程経ってからお前は教えようとしていたものを使っていたんだからな。魔力増加は毎日続けるようにしなさい、魔力は8歳の子供までしか増加出来ないという研究結果も聞いているし魔力操作の技術も上がるからな」


 そうだったのか、早めにできて良かった。まあ、前世のラノベのおかげなんだけどね。


「ま、今の魔力量でも相当なレベルだけどな増やしておいて損は無いだろう。これからも頑張るんだぞ」


「はい!」


「それじゃあ俺からの話は終わりだ魔導書はそこの本棚にあるから読みたいものを持っていくといい」


「ありがとうございますちちうえ」


 ちゃんとお礼を言ってから俺は本棚にある魔導書を3冊ほどシェリーに持ってもらい執務室を後にした


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自覚ありの異世界無双〜神の手違いで異世界転生しました〜 alen2466 @alen2466

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